Canon imagePRESS CASE STUDY

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株式会社ベーシッククリエイティブ
片桐敏雄 氏(代表取締役)
山美政樹 氏(アートディレクター)

オフセット印刷の色校正とほとんど近いですね

株式会社ベーシッククリエイティブ

ブランド・ロゴ開発、コミュニケーションを軸に、トータルのデザインを手がける「ベーシッククリエイティブ」。自ら「クリエイティブカラーマネジメントシステム」という概念をつくるなど、クリエイターにとってのカラーマネジメントの意識を強く持ち、いち早くさまざまな取り組みも行なっている。そんな彼らにとって、新たに導入したカラー出力機「imagePRESS」とは?

色に対して
管理をするという姿勢は、
マイナスではない。

「カラーマネジメント」という課題は、デザイナーや印刷関連の仕事をしている人にとって、未だに大きなテーマ。技術的な問題もさることながら、自分でやるのか、やってもらうのか、という意識の問題も、非常に大きなウエイトを占めている。デザインプロダクションの中では老舗ともいえるほど実績をもつベーシッククリエイティブは、こうした「クリエイティブカラーマネジメント」について、啓蒙的な活動も積極的に行なっている。

「カラーマネジメントについては、当時はまだカラーマッチングという言い方だったと思うんですけど、たまたまナナオさんの広告関係の仕事をやらせてもらったことがきっかけで、モニタもEIZOの高品質のものに全部揃えたことが最初です。業務を通じて、クリエイターにとってのカラーマネジメントシステムがもっともっと重要だなと思いましてね。完成されたものがあるわけではないんですが「クリエイティブカラーマネジメントシステム」という概念をつくって、われわれ自らがやっていこうと、メルマガなども使って活動しています」

デザイナーの間でも、カラーマネジメントへの関心は極めて高いが、実際に運用しているところとなるとその数は大きく下がる。気にはなっているが現実なかなか踏み込めていないところが多いのではないだろうか。

「『やるまで』がなかなかたいへんなだけであって、入れてしまえば、実際にワークフローに取り込むのはそんなに難しいことじゃないと、自分でやってみて思います。やりはじめてソフトウェアも設定してしまえば、それで動き出すものですから。プロファイルがどうのこうのとか、入るまでがなんとなく抵抗があるんだろうな、とは思います」

「カラマネもやらなきゃいけないポイントがいくつかあって、まず責任というリスク、機器を導入するコスト、そしてそれに対してその対価が得られるか。リスクとコストを負担するわりに対価が得られない、という壁ですね。ただ、考えようによっては、それだけ『色に対して管理をする』という姿勢を評価してもらえることにつながると思うんですよ。けっしてマイナスではないと思います」

サンプルを見た時に
「違い」を
感じましたね。

会社設立からもう30年近くになるというベーシッククリエイティブだが、色に対する思いは常に高く、取り組みは前向きだ。当時はまだ少なかったカラーコピー機を出力機として使うのも、かなり早い段階からだった。

「カラーコピーはもう4台目ですから、出力機として使ってもう10年以上です。imagePRESSは、発売されてすぐ導入しました。もうサンプルを見た時に「違い」を感じましたね。事前の予備知識があまりない中でサンプルを見せてもらって検討したんですが、すぐ話が決まりました。印象は、やっぱりオフセット印刷の色校正とほとんど近いというのが一番ですね。それと色にブレがないです」

「クライアントや印刷会社さんとやりとりしていて、今まででも、出力が多少テカっていても「これはプリンタの特性でそっちのほうに出てますから…」といって話をすれば、ある程度わかっていただいていたんですが、そういうことも必要なくなりました」

今回、数多くの機能アップをはかったimagePRESS。実際現場での使い心地はどうなのだろうか?

「出力枚数も1000ページ以上のカタログの仕事をやっているので今はちょっと多いですけど、安定性も問題ありません。紙は用途に応じて使いますが、今のところコート・グロスが多いですね。この前、広告の仕事で、新聞のプルーフペーパーでIllustratorの網点出力をそのままゲラとして利用しました。時間的はもちろん、金銭的にもメリットは大きいですね。カラーコピー機でのカラーマネジメントはなかなか難しいんですけど、100%ではないですが許容範囲です。以前より格段には良くなりました」

色が合ってくれば、今までは単なる出力見本だったのが、出力物をある程度の色見本としてそのまま入稿することも増えたという。imagePRESSの大きな特長である「オフセット印刷に近い」ということは、「いかに見た目に美しいか」だけではない、カラープリンタへのデザイン現場からのニーズのひとつだと言えるだろう。

コンセプトを
明確にしていく部分を
大事にしていきたい。

ベーシッククリエイティブでは昨年、「竜玉堂」というオンラインでロゴデザイン制作サービスを行なうWebサイトを立ち上げた。ロゴが企業の顔となり、その会社の魅力を最大限に引き出し、会社を元気にする。こういった考えは、ブランディングやコミュニケーションを第一に考える同社の思想が反映された結果といえるだろう。

「これから個人起業家さんとか、自分のブランドを持ちたいとか、そういうニーズが増える可能性がある時に、我々が今まで培ったノウハウを活かしていければという思いがありまして。ロゴは顔をつくるのと同じですから、どういった顔をすればいいかを考えること、コンセプトを明確にしていく部分を、これからも大事にしていきたいですね」

(取材:2007年1月)

株式会社ベーシッククリエイティブ
東京都港区南麻布4-11-35 インペリアル広尾415号
http://www.basic-cr.co.jp

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