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株式会社スタジオノイエ
千福勝也 氏(取締役/アートディレクター)
賀川康正 氏(チーフデザイナー)
師玉一樹 氏(デザイナー)
株式会社スタジオノイエ
松下電器関連をはじめ、数々のパッケージやカタログなどを中心に、グラフィック全般を手がけるデザインプロダクション「スタジオノイエ」。制作室から会議室、プレゼンルームまである6F建てのオフィスビルを、スタッフが上へ下へと精力的に駆け巡っている。「imagePRESS」は3Fと4Fの制作室に2台設置でフル稼働中だ。
「今度は今までと違う」
というのを聞いて、
興味はあった。
会社設立は1991年。当時はMacintoshがそろそろ現場で使えるかどうか、という時期だったが、早いところは既に導入しているもあった。
「ウチの社長はまあまあ先を見据えていたんで、ソフトにしてもハードにしても、きっと大阪では早く次々と変わっていってた方だと思います。今、こうして残ってられるのも、そのおかげかなと思います。プリンタも、スタート時点はインクジェットやったと思うんですけど、1年くらいたった時には確かキヤノン(PIXEL)入れてましたね。あの頃高かったですけど(笑)。それを買った時にも、まだ大阪で何番目とか言われてましたから」

ハードの価格も高価で、機能も今とは比べ物にならないほどのパフォーマンスだったが、DTPという新しい環境に前向きに取り組んでいるプロダクションもあり、変革の時期でもあった。そしてコピー機をMacとつないで出力機として使うことも、当時としてはかなりの先駆的な試みだったかもしれない。「スタジオノイエ」はそうした中、新しいものを積極的に取り入れていった。そして今回「imagePRESS」の導入もやはり早かった。
「imagePRESSは、ちょうど出たばかりの時にパンフレット持ってきていただきました。『今度は今までと違う』『ドラムの方式も違うし、インクののり方も違う』というのを聞いて、興味はあったんです。それでスピードも速くなるし、ええことずくめの印象を持ちました。現場からするとそれはもう新しい機械の方がいいんでしょうけど、でもなんせ前の機器の消却もありますし(笑)、その折り合いがつけばね。でまあ、僕は両方の立場に立っているんで、そのへんの判断になってくるんですけど、最終は社長の決裁で『まず3Fに1台入れてみようか』ということになったんですね。そうするとやはり『3Fは新しいのを入れてスムーズにきれいに出してるのに4Fは古い…』という声が出てきて、まあちょうどいい機会やし、両方入れ替えようか、ということになりました」
色は前より
忠実に
出てますね。
「スタジオノイエ」の仕事で、プリンタに求める要素は大きく2つある。ひとつは発色、色の忠実さなどの出力品質。もうひとつはスピード、サイズ、各種機能の生産性。どちらもデザインプロダクションにとっては妥協できない重要な事項だ。imagePRESSのこれらの点をこう評価する。
「色は前より忠実に出てますね。3Fが新しくて4Fが古かった時に、4Fの方を見ていて「濃い」って思ってたら、色校あがってきたら3Fの(出力の)“まんま”でしたからね。用紙については、一度薄ケン(薄口ケント紙)を通しましたけど、きれいに出てました。カンプ作る時にはいいですね。ブリスターの中の台紙なんですけど、ちょっと厚めの紙でやる方がいいんですよ。前は出力したのを薄ケンに貼って切ってたんですけど、その貼る作業がいらんようになって助かりますね」
「取扱説明書とかの2色の刷り物もあるんですよ。そういうのは、色の置き換えの2色印刷のシミュレーションで出しています。あれは助かってますね。あとは(A3トンボが入るまでに)出力サイズが大きくなったっていうことかな。これはもう今までさんざん言ってきて、「もうちょっとやろ、あと5mmづつやろ」みたいな(笑)」

そして、カラー複合機にとって最も重要な耐久性・安定性の問題はどうだろうか。これはメンテナンス/サポート体制とも大きく関連する。
「1000ページのカタログとかやってるので、1回やるとまあ1万枚近くはいくでしょうね。ウチは相当出力に負荷かけていると思うんですよ。でもその割にはそんなにトラブルは多くないかな。月に1回メンテナンス来てもらってて、それ以外に呼ぶということはそんなにないし、特にここ4〜5年はほとんどないかな。(TooのOAサポートに対して)呼んだ時には速攻で対応してもらってる感じはする。コピー機だけじゃなくて、ネットワークのこととかも、よう知ってるよね」
最近は
InDesignで作ってほしいという
お客様も出てきている。
環境整備には常に前向きの同社だが、OS X環境への移行はスムーズにいっているのだろうか?
「もう僕以外のほとんどは完全OS Xだと思います。単発で終わる物は、Photoshop、Illustratorがメインなので、バージョンの高い方が機能もたくさんついていて処理しやすいから。ただページ物は、過去の資産を使うことも多いので、QuarkXPress3.3やIllustrator8、フォントもOCFやったりするんで、それが手間ですね。僕自身は(新旧の)機械2台を両サイドに置いてるんですわ。それでも新しくつくるものに関しては、お客様の要望がない限りはInDesign CSで作ったりしています。逆に最近はInDesignで作ってほしいというお客様も出てきてるんですよ。それは海外向けに展開する時にXMLの書き出しができるとか、自動のエンジンかけるとか翻訳機かけるとか、そういう時に役立つんです」
「お客様には、早く切り替えてやりたいっていう話はずっと言ってるんですけど、ウチ1社だけじゃなくて何社もあるので、そこがなかなかついて来れないという事情もあるので、なかなか変われないですね。もう少しかかるかな、って感じですかね」


スタジオノイエ様作品例
(取材:2007年2月)
株式会社スタジオノイエ
大阪本社 : 大阪市北区天満2-12-13
http://www.neue.co.jp



