カラーマネジメントインターネット教室

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色が違う理由

複数台のコンピュータに繋がっているモニタを見ると、一台一台に表示されている色が異なります。これはコンピュータから送られるデータの成分(RGBそれぞれの値)が、表示しているモニタの癖で変わって見えてしまうからです。
プリンタなどの機器の場合も当然製品ごとに再現できる色は異なります。最近のインクジェットプリンタは7色や8色のインクを使ってより鮮やかに美しい色再現ができるようになってきています。これは人間の見える色、すなわち今までカラー写真で得られた色を、目指しているからなのです。
ところが広告制作で必要とする色は、印刷できる色を求めており、よりきれいにでは無く、より標準的な合わせ易いカラースペースなのです。なぜかと言うと、同じ画像でもきれい仕上げるということは違う色になるということを意味しているのです。プリンタの色再現は用紙によっても大きく影響されます。要するにプリンタの場合も色は違って当たり前ということになるわけです。

RGBやCMYKの数値が示す色は機器によって違います、このような色のことを「デバイスに依存するカラー値」(Device-Dependent Color)と言います。カラーマネージメントとはデバイスに依存しないカラー値を基準とし、各機器をコントロールすることです。

某CDショップチェーンでは、店頭POPを制作するのに、当初、1台のプリンタで運用しており、出力待ち状態が続いていました。 生産性をあげるため、プリンタを増設しましたが、新しいプリンタと従来から使用しているプリンタでは出力される色が異っていました。 せっかく増設したプリンタはデザイナーの求める色再現に至らず、相変わらず、従来から使用しているプリンタの出力待ち状態が続いていた、というケースがありました。

カラーマネージメントを行うために必要なこと

DTPにおける色の管理は永年の課題でした。それでは、なぜ最近になって、急に運用の具体化が進み出したのでしょうか。
そこにはいくつかの要因があるのです。
1)アプリケーションソフトが対応し設定しやすくなってきた
2)カラーマネージメントツールの価格が手頃になってきた
3)プリンタなどのハードウェアが正式に対応してきた
4)クライアント(広告主)の意向が反映されてきた
5)デジカメなどの影響によりワークフロー上必要になってきた
などの理由から、品質管理、コスト削減などに有効という認識から必要不可欠になっているのが現状です。

品質管理という点では、こんな事例があります。 テーマパークを運営している某エンターテインメント企業では、外部業者にキャラクターのライセンス供給をしていますが、外部業者が開発した商品ごとに「キャラクターの色が違う」ことが判明、カラーマネジメントの導入に踏み切りました。

カラーマネージメントの仕組み

カラーマネージメントとは、スキャナ、デジカメ、プリンタなど異なるハードウェアの色領域を近付けるための管理システムです。
ただしひとつの会社内でプリンタとモニタの色を単純に合わせるだけではカラーマネージメントとは言えません。
ハードウエェアのコンディションを常に一定に保つように管理させ、入力から出力までまた、業界標準に準拠した色の管理をすることでカラーマネージメントのシステムが構築できるのです。

【キャリブレーション】

プリンタなどのハードウェアは常に一定の状態を保つ事が重要です。
しかし、実際は経年変化や当初から持っている個体差、また設置場所の環境によって、同じモデルの機器でも違い出てきます。
これを、初期状態(工場出荷時)に戻すように調整することを、キャリブレーションと言います。キャリブレーしョンなくしてカラーマネージメントのシステム構築はあり得ないと言っても過言ではありません。
特に、レーザーカラープリンタなどはコンディションの調整が難しいので、機器の導入には定期的にメンテナンスのサポートを受けられる、サービスシステムを持っているディーラーからの購入をお薦めします。
また、モニタはどんなものでも良いというものではなく、できれば最近出ているカラーマネージメントに対応した機種を選択する事が重要です。LCDでも構いませんがカラースペースが広いもの、キャリブレーションが行いやすいものを選ぶのは今や常識です。詳しくは販売店に相談してみましょう。

【CIEカラーとプロファイル】

カラーマネージメントの基本的な仕組みは、RGBからCMYKへと異なる色空間の間で変換する場合に、正しい色を伝えていくことにあります。デジタルデータの運用においてカラースペースは数値で管理されており、RGBからCMYKに変換する場合には、機器に依存しないカラースペースを仲介にすることが必要となります。ここで重要な役割を果すのが基準となるCIEカラーです。
CIEカラーに置き換えるための、プリンタなどの機器の色特性情報を持ったものが「プロファイル」です。
プロファイルは予めシステムにインストールされているのも、プリンタを購入した時、プリントドライバ等をインストールした時にインストールされるものなど様々ですが、各機器固有の色差を正確に補正するものは、専用のプロファイル作成ツールを使って作成する必要があります。ほとんどのプロファイル作成ツールはCIEカラーにを参考に、ICCに準拠したプロファイルを作成します。
基本的に作成するのは各機器の特性が記述された「デバイスプロファイル」となります。

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カラーマネジメントツール紹介

※プロファイル
個々の機器特有の色を標準的な色に合わせる為の補正用データファイル

ICC
国際カラーコンソシアムの略、オープンでメーカーに依存せず、クロスプラットフォームで利できるカラーマネジメントシステム・アーキテクチャの標準化および発展を算定し促進するために、1993年に業界の8企業が設立しました。