カラーマネジメントインターネット教室
第6章「遠隔地からのリモートプルーフは夢か?」
リモートプルーフとは、読んで字のごとく「遠隔校正」のことですね。印刷工程がデジタル化されて以来、様々な技術が開発されてきましたが、ワークフローの一部として欠かせないファクターです。この章では本講座のテーマとなる「カラーマネジメント」の視点から、具体的な運用を考察してみましょう。
プルーフの方法
リモートプルーフは「色校正」の要素からみれば、ある意味、高性能の「カラーFAX」があれば、目的を果たせるかもしれません。しかし、DTPの利点は、複製しても劣化しないデジタルデータを扱う点にあることです。パソコンの環境が整えば、アプリケーション・データを伝送することで、画面上での校正は可能となります。この方法を一般的にソフトプルーフと言います。
ソフトプルーフが可能な環境を構築するには、以前解説した「モニタプロファイル」の運用に加えて、他にも条件を満たす必要があります。勿論「カラーセッティングファイル(.cfs)」も忘れてはいけません。
もうひとつの方法にハードプルーフがあります。これは伝送したデータをプリントアウトして校正するもので、ソフトプルーフよりも正確で現実的ですが、出力するプリンタの機種合わせ・用紙・コンディションなど、条件が揃わないと良い結果が得られません。また、従来の本紙校正を踏襲しようとすれば、単なる色合わせだけではなく、網点表現も必要となってきます。
ハードプルーフの概念図

どちらの方法も、例えば同じ事務所内であれば確認が容易ですし、問題が発生しても、解決することはそれ程困難ではありません。しかし今回のテーマ「遠隔地からのリモートプルーフ・・・」となれば、ワークフロー構築のプランニング前に、データをどのように遠隔地に届けるか、が課題となります。そこで重要になるのが通信環境です。
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