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ビジネスで役立つ!VR動画制作入門セミナー vol.2(前編)

2017.09.21
 
VR 

7月26日、株式会社Too主催の『ビジネスで役立つ!VR動画制作入門セミナー vol.2』が開催された。このセミナーは、VRコンテンツの制作方法について知りたい人、VRビジネスに参入したいという人を対象にしたもの。制作に使用するアプリケーションは、Webブラウザー上でVRアプリを作ることができる『InstaVR』だ。

 

VR市場と今後の動向について

セミナーではまず、InstaVR株式会社のCMO小島英揮氏が『VR市場と今後の動向について』と題して、これまでの市場とこれからの展望を解説した。
小島氏は最初に、VR市場の伸びについてグラフを示した。ハードウェアだけでなく、コンシューマーをターゲットとするソフトウェアやコンテンツ、サービスが大きく成長するとのことだ。

VR市場の伸び

VR市場の伸び

ソフトウェアやコンテンツ、サービスが伸びる理由として挙げられたのは、撮影、視聴どちらの環境も整ってきていること。
VRを動画で見るという試み自体は、かなり古くから行なわれている。一例として挙げられたのは100年以上前、パリ万博の360度スクリーンだ。もちろん、当時はその映像を実現するためには、大変な労力が必要だった。

それに対して、現在では360度撮影用の機器、そうした映像を視聴する機器が入手しやすい価格になっている。〝ジャイロセンサーを搭載したスマホ〟という、ほとんどの人が所有している機器で再生できるため、機器やコンテンツを配布するハードルも低い。
撮影側の進歩として紹介されたのが、Googleストリートビューの撮影用機材だ。かつては複数のカメラを組み合わせた独自のものだったが、現在では『RICOH THETA』が使われるケースもあるという。

続いて解説されたのは、VR体験を取り巻く2つの流れ。ひとつは施設常設型、もうひとつはWeb・モバイル型だ。施設常設型は魅力的でリッチなコンテンツを提供できるが、〝スケールする〟ものではない。
そこで参加者に推奨されたのが、既に普及している端末とネットワークを使って実現できるWeb・モバイル型だ。

実際の活用例として挙げられたのは、物件紹介、観光地の体験、会社紹介。特に会社紹介は、外注しなくても内部で制作できるようになっている。こうしたコンテンツ、たとえば物件紹介なら「各部屋の写真を撮るだけで全てを見せられる」といった、VRのほうが合理的な理由の存在が普及につながっている。

ただ、これまでは写真などをVRコンテンツ化する作業がハードルだった。それを解消してくれるのが、手軽な『InstaVR』というわけだ。
クラウド&Webベースなので、ハイパワーなPCは不要。ある写真から別の写真にリンクする、といったコンテンツ制作上のプログラミングも不要。さらに、ひとつのワークフローで製作したものを、スマホ、PCのWeb VR、HMDといった環境のうち好きなものに出力することが可能だ。
小島氏は「一瞬で習得」でき、「圧倒的なコスパ」で「すぐに完成できる」のがInstaVRだとアピールした。

VRがボトルネックを解消

VRがボトルネックを解消

 

InstaVR機能説明

続いて、InstaVRを使ってコンテンツを作成するライブデモンストレーションが行なわれた。
まず、Webブラウザー上のInstaVRでプロジェクトを新規作成。そこに使用したい写真や動画といったコンテンツをアップロードしていく。
アップロードしたコンテンツを選択するとプロジェクトに取り込まれ、すぐにVRコンテンツとしてプレビューできるようになる。

アップロードしたコンテンツを取り込む

アップロードしたコンテンツを取り込む

 

InstaVRの特徴のひとつが、プログラム不要のハイパーリンク作成。「別のコンテンツを読み込み、リンク先の設定ボタンで飛ぶ先として設定するだけ」という、リンク作成の操作が紹介された。

リンクを作成

リンクを作成

 

出来上がったコンテンツは、すぐオーサリングが可能。
アイコンやアプリ名などを設定したら、サーバー上で作成が開始される。スマホのアプリが完成するまでは最短でも15分程度かかるが、「プレビューアプリにQRコードを読み込んで動作チェックする」という機能もある。

QRコードを読み込んでプレビュー

QRコードを読み込んでプレビュー

 

今回は結果を素早く、参加者全員に見せるため、Webブラウザー用にコンテンツを出力。Webブラウザー上で動かす様子まで確認することができた。

Webブラウザー上でのプレビュー

Webブラウザー上でのプレビュー

 

ライブデモ終了後、コンテンツ制作に必要なものが説明された。
ベースとなるコンテンツは、360度のパノラマ画像や動画。これは実写に限らず、『3ds Max』や『Maya』といったオートデスク製品で作成してもいい。
実写でコンテンツを用意するためのカメラとしては、『Insta360 Pro』『Insta360 Nano』が紹介された。

 

 

後編へ続く)