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SOLIDWORKS の維持費用を削減する Fusion 360の使い方セミナー Vol.2(3)

2017.09.22
 

加藤氏はパネラーの3人に、Fusion 360でのデータ読み込みについて質問。
水出氏は、現在のデータについてSOLIDWORKSから取り込めた例を紹介。アセンブリデータを取り込んだのち「パーツや図面といったデータの処理を解決できれば」という課題も挙げた。

 

水野氏は手元に来るデータについて「SOLIDWORKSの生データもあるし、STEPやParasolidで来るケースもある」と説明。「アセンブリで来てもボディが分かれていればどうにかなる」として、図面などの問題は人力で解決しているとのことだ。
藤崎氏はパーツドキュメントだけを扱うため、SOLIDWORKSの生データをクラウドにアップロードし、Fusion 360のCAMで作業するという流れになっているという。

続いて、Fusion 360のメリットについて質問。
藤崎氏は2D-DXFから3Dへの変換は、Fusion 360のほうが少ないステップでできることを挙げた。また、Fusion 360はCADCAMなので「変更が自動で反映されるのがいい」「作業指示書の自動生成も便利」とした。
また「表に出ているコマンドが少ないのでとっつきやすい」とした。

 

水野氏はCAEソフトと比べて、ジオメトリ変更時に「荷重係数変更などせずに解析しなおせる」点、コストパフォーマンスが良い点を挙げた。
SOLIDWORKSとFusion 360と、基本的な操作感は変わらないという。Fusion 360はCAEについてローカルかクラウドの従量課金か選択する形式だが、「クラウドで解析しながら自分は別の仕事をする」という使い方もするそうだ。
水出氏はスカルプト機能を挙げた。「デザイナーはコレでいい」と思っているという。

 

最後に、Fusion 360に期待することを質問。
水出氏は社内LANからスムーズにアクセスできること、起動時間の短縮、大規模アセンブリへの対応、サービス提供継続のコミットメントなどを挙げた。
藤崎氏は「もう少し簡潔に操作できたら、かゆいところに手が届けば」と要望。
水野氏は円筒座標系での結果表示、さらなる安定性といったバージョンアップを求めた。

 

オープンディスカッション~SOLIDWORKSとFusion 360~

パネルディスカッションに続いて、参加者からの質問を募った。
一つ目はデザインサイドから切削依頼についての質問。完璧でないモデルがある状態での依頼は2Dですべきか、3Dですべきか、どのようにやり取りすればいいかというものだった。

藤崎氏は「AでできないものがBでできることもある」とし、再現したいポイントを伝えて対応可能なところを探す、できないと言われたらその理由をよく把握する、現在質問者が行なっているSTEPデータと3面図とポイントの書き込みで問題ない、とアドバイスした。
水出氏は6面図+STEPデータを見せ、難しいところは図面にフィードバックしてから再びデータ化する、という自社の方式を紹介。
水野氏はリモートでは顔を合わせるのは難しいが、「電話でコミュニケーションすることが重要」とした。

続いてはプロダクトデザインを行なう人から、クラウドについて容量や課金、作業時にネット必須なのか、セキュリティはどうなのか、という質問。これについては、加藤氏が回答した。
クウラドの容量制限や課金計画はないという。セキュリティについては、実績あるAWSを使用していることを紹介。さらに、バックアップはAmazon側で実行しているし、自分でダウンロードしてバックアップすることも可能だと説明された。
ネットワーク接続については、現状2週間アクセスなしでも問題ない設計になっていると説明。ローカルにキャッシュにキャッシュしておき、接続時にサーバーにアップロードされるとのことだ。

SOLIDWORKSとFusion 360について、実際のユーザーの立場から忌憚のない意見を聴くことができた、非常に有意義なセミナーだった。