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印刷メディアビジネスの総合イベント『page2018』レポート(前編)

2018.02.27
 
VR 

『page』は印刷メディアビジネスの総合イベント。1988年から開催されている、歴史あるイベントだ。31回目となる『page2018』は、2月7日から9日まで池袋のサンシャインコンベンションセンターで開催された。
会場ではカンファレンスやセミナー、ブースでの展示が行なわれた。前編では、株式会社Tooブースのデモの模様をお届けする。

 

誰でもVRコンテンツを制作できるInstaVR

株式会社Tooブースで配られていたパンフレットのひとつが、〝VR制作ワークフローカタログ〟だ。カタログで提案されているのは、素材作りから編集、アプリケーション化まで。この一連のVR制作フローを、株式会社Tooが提供するソフトウェアやハードウェアで、全てまかなえるのだ。

その中で、実写コンテンツの編集に役立つのが『Adobe Creative Cloud』、実写コンテンツのアプリケーション化を担うソフトウェアが『InstaVR』だ。CAD、CG制作を担うソフトウェアはもちろん、『Fusion 360』や『3ds MAX』、『Maya』といったオートデスク製品だ。また、メインとなるアイテムはオートデスク製品で制作し、ちょっとした小物や遠景に置くものは『Adobe Dimension CC』で作ることもできる。
このなかでInstaVRと『Adobe Dimension CC』については、デモが行なわれていた。

InstaVRはプログラムの知識がなくてもVRコンテンツを作成できる、クラウド&Webベースのアプリケーションだ。作成したVRコンテンツは、HMDからスマホ、PCのWeb VRまで幅広い環境での再生に対応している。

作成できるVRコンテンツは、全天球型スクリーン表示のもの。よって、制作には360度を記録したエクイレクタングラー形式の画像や動画が必要となる。ちなみに、この形式の静止画や動画を最大8K解像度で撮影できるのが360度カメラ『Insta360 Pro』だ。

 

 

デモでアピールされた点のひとつが、コスト削減や製作時間の短縮といった利点。
InstaVRにはコンテンツ間を移動する〝LINK〟や情報をポップアップさせる〝HOTSPOT〟、静止画や動画を再生する〝STILL/Movie〟といった機能がある。
これらを容易に使えることが、デモンストレーションでも示された。

 

教会前のシーンに、別のシーンへの移動や説明ポップアップ、コール機能を組み込むデモ

 

また、InstaVRには30日間無料体験版とプロ版があること、無料体験版では配信などが制限されるが基本的な機能はそのまま使えることも紹介された。

 

Adobe Dimension CCで2D+3Dコンテンツを作成

Adobe Dimension CCは、2Dと3Dアセットのリアルな合成が簡単にできるグラフィックデザイナー向けの3Dツールだ。
アセットに含まれる3Dモデルやマテリアル、ライト、背景画像を組み合わせるだけでも、商用に耐えうる画像が出力できる。3Dモデルの配置は容易で、リアルタイムに結果を確認できるレンダリングプレビューウィンドウも搭載されている。
単純に3Dモデルを置いただけでは背景画像とライティングが合わないこともあるが、その場合は背景画像から光源を自動生成する機能を利用すれば、自然な影を作れる。製作開始から最終的なレンダリング、画像出力まで数分という手軽さだ。

 

実機で簡単に小物を置いた画像を制作できる様子が確認できた。

 

 

3Dモデルにはマテリアルだけでなく、2Dのアートワークを適用することもできる。3Dモデルはアセットから読み込むだけでなく、Fusion 360などからインポートすることも可能となっている。

後編に続く