HP製 最新ワークステーションZ600 ×5台をラック搭載、3ds Max、Maya、After Effects などに対応したレンダリング管理ソフトウェア Render Spice をバンドルしたレンダーファームシステムを特別価格でご提供します。
品名 | 数量 | サイズ | |
---|---|---|---|
ワークステーション | HP Z600/CT | 5 | 計20U |
ラックマウントキット | Z600用 スライディングラックマウントキット | 5 | - |
ラック | HPラック 10622 G2 (22U) | 1 | - |
GigaBit Switch | ProCurve Switch 1400-24G | 1 | 1U |
レンダリング管理ソフト | Render Spice | 1 | - |
※モニタ、PC切り替え器、LANケーブル、電源タップなどが別途必要になります。
品名 | 数量 | サイズ | |
---|---|---|---|
ワークステーション | HP Z600/CT | 5 | 計20U |
ラックマウントキット | Z600用 スライディングラックマウントキット | 5 | - |
ラック | HPラック 10636 G2 (36U) | 1 | - |
ラックオプション | ラックモデル 10636 サイドパネルキット | 1 | - |
ラックオプション | ラック固定脚セット(600W用) | 1 | - |
GigaBit Switch | ProCurve Switch 1400-24G | 1 | 1U |
KVM PC Switch | KVM サーバコンソールスイッチ (2x8) AF616A | 1 | 1U |
KVMアダプタ | コンソールスイッチ用USBインターフェースアダプタ | 5 | - |
キーボード/モニタ | TFT7600 ラックマウント型 キーボード/モニタ | 1 | 1U |
UPS | UPS R1500 G2 (1U) | 5 | 計5U |
レンダリング管理ソフト | Render Spice | 1 | - |
HP製ワークステーション Z600 は、Z800と同じアーキテクチャのIntel Xeon 5500番台CPUを搭載、高性能を非常にコンパクトな筐体に収めたミドルレンジワークステーションです。
Z800と同様、BMW Group designworksUSAコラボレートのスタイリッシュな筐体を採用、様々なユニットをツールレスで簡単に増設できます。デュアルCPUを非常にコンパクトな筐体に搭載でき、拡張性ではZ800に譲るものの、グラフィックスパワーや大容量HDDを必要としないレンダーファームには最適のマシンです。
高速なデータ転送を実現するDDR3メモリスロットを6スロット装備、64bit OSにも対応していますので、膨大なオブジェクトやテクスチャを用いたシーン、非常に大きなレンダリングサイズにも余裕で対応できます。
Z800と同じ最新世代のIntel Xeon 5500番台CPUを搭載しているにもかかわらず、Z800の5Uに対して4Uを占有するだけで済みますので、ラッキングした際にスペースを有効に活用できます。
80PLUS対応の650W電源を搭載しており、強力なグラフィックスボードや増設HDDが不要なレンダーファームにおいては、1,110W電源を搭載するZ800よりも少ない消費電力でCPUのレンダリングパワーを活用できます。
今回は、このHP Workstation Z600のクアッドコアCPUデュアル搭載モデルを5台、ラックに組み込んだレンダーファームシステムを特別価格で提供いたします。
Z600/CT | |
---|---|
外観 | ![]() |
CPU | Intel Xeon W5570 2.93GHz ×2 - クアッドコア ×2 - ハイパースレッディングON - 8コア/16スレッド |
メモリ | 8GB(ECC DDR3-SDRAM 1,333MHz 2GBx4) |
HDD | 250GB Serial ATA 3Gb/s(7,200rpm、NCQ) |
チップセット | Intel 5520 |
グラフィックス | nVIDIA Quadro FX 380 |
OS | Windows Vista Business 64bit もしくは Windows XP Professional x64 |
22U搭載可能なコンパクトなラックモデルです。サイドパネル・固定脚付属が付属します。
レンダリング管理ソフトウェアとして Render Spice をバンドルしていますので、様々な用途にご活用いただけます。対応アプリケーションは下記の通りです。
※MayaとAfter Effectsはクロスプラットフォーム対応
Autodesk Backburner は、3ds Max に標準で付属するネットワークレンダリング管理ツールです。他の3DCGツールには対応いたしませんが、シンプルで分かりやすいユーザインターフェイスと充実した機能により、3ds Max のネットワークレンダリングを手軽に導入できます。また、レンダーファーム用に 3ds Max のライセンスを追加購入する必要がありません。
速度的なメリットも勿論ですが、レンダリング作業を全てレンダーファームに任せてしまうことができるため、3ds Max 作業端末を即座に開放できるという点も非常に効果的です。
前回のZ800 ベンチマークテストと同じシーンで、mental rayによるレンダリングテストを行ってみました。
前回は1台のワークステーションで行った静止画レンダリングを、5台のレンダーファームにスライス分散して実行いたしました。
Xeon W5580 3.20GHzをデュアル搭載した Z800 でのレンダリング時間は 20分3秒、Xeon W5570 2.93GHzをデュアル搭載した Z600 レンダーファーム各端末でのレンダリング時間は、右図のような結果となりました。最も時間のかかったスライス部分で 6分31秒、2つめのジョブによる結合時間を考慮しても、1台で行うよりも数段速いレンダリング環境を得られます。(結合ジョブは通常10数秒程度かかります)
ネットワークレンダリングを実行すると、3ds Max 端末は即座に開放されます。3ds Max 作業端末とレンダリング端末が同一ですとレンダリング時間中は拘束されてしまいますが、レンダーファームにジョブを送信すれば即座に別の作業を行うことができます。
引き続き、前回のZ800 ベンチマークテストと同じシーンで、mental rayのディストリビュートレンダリング時間を計測してみました。
ディストリビュートレンダリングの場合は、3ds Max 作業端末もレンダリングに参加します。今回は Z600 のうち1台をレンダーマスターに選び、残りのレンダースレーブ ×4台と共にレンダリングを実行いたしました。
Z800 ×1台 | Z600 ×5台 レンダーファーム |
|
---|---|---|
mental ray | 20分3秒 | 7分50秒 |
ディストリビュートレンダリングを実行すると、レンダリングフレームウィンドウ上に多数のパケットが表示されます。今回は「クアッドコア×ハイパースレッド×デュアルCPU(4×2×2)」分のスレッド処理を行える端末が5台レンダリングに参加しておりますので、実に 80スレッド ものパワーがレンダリングを実行しております。1台のマシンではお目にかかれない数のレンダリングパケットは、正に壮観の一言に尽きます。