Autodesk 3ds Max を使用すると、目をみはるようなイメージを短い時間で作成できます。3ds Max 2008 では複雑なシーンの処理プロセスが効率化されるため、生産性が劇的に向上します。これを可能にしているのが、ビューポートのインタラクション、インタラクティブな変換、マテリアルの割り当てなどにおける、大幅なパフォーマンス向上です。また、アーティスト用の新しい UI とシーン管理機能も追加されています。さらに、3ds Max 2008 では レビュー機能 というツールセットが導入されており、シャドウのインタラクティブなプレビュー機能、3ds Max Sun & Sky環境、Arch & Design マテリアル設定機能などが用意されています。

さらに、3ds Max 2008 では複雑なパイプラインとワークフローのサポートも強化されています。統合された新しい MAXScript ProEditor によって、3ds Max の拡張とカスタマイズがかつてないほど容易になっています。さらに、DWG ファイルのリンク機能とデータ サポートの改良により、AutoCAD 2008、AutoCAD Architecture 2008、Revit Architecture 2008 などのアプリケーションとの相互運用性が強化されています。また、3ds Max 2008 には多数の Biped 機能が強化されており、キャラクタ モーションをレイヤー化してゲーム エンジンにエクスポートできるほか、Biped 用のリグについて、今までにないレベルの柔軟性を実現するツールを利用することもできます。

主な新機能と強化された機能

パフォーマンスの強化

3ds Max の 最適表示機能は、ユーザが定義したフレーム レートに合わせてシーンの表示を自動的に簡素化するなど、新しいテクノロジが統合されたことで、インタラクティブなパフォーマンスが向上しています。最小のオブジェクトを非表示にするか、また遠方のオブジェクトの詳細度を低下させるかどうかなど、3ds Max でシーンの表示の調整を、ユーザが指定し、3ds Max が最良の方法を計算します。オブジェクトをマテリアル別にグループ化する新しい Direct3D メッシュ キャッシュと組み合わせることで、何万個という数のオブジェクトを、まるで10 個程度のオブジェクトの場合と同じようにインタラクティブに処理することができます。さらに、ロード、アレイ、Autodesk FBXの読み込み、配置 と OBJ のエクスポート、およびその他の領域で、3ds Max のパフォーマンスが大幅に加速しています。

シーンエクスプローラによるシーン管理

3ds Max 2008 には、大量のオブジェクトを使用する複雑なシーンの処理を円滑にする編集用ツールのほかに、シーン データの階層的なビューと高速なシーン分析を行うことができる新しい堅牢なツール、シーンエクスプローラ が搭載されています。シーンエクスプローラ では、オブジェクト タイプまたはプロパティ (メタデータを含む) ごとに、検索基準を使用して、柔軟で拡張性高くシーンをソート、選択、検索できます。この新しいツールでは、複数のエクスプローラ インスタンスを保存し格納して、シーンで選択されているオブジェクトの種類にかかわらず、オブジェクトのリンク、リンク解除、名前変更、非表示、フリーズ、削除を行うことができます。またオブジェクト プロパティを表示および編集できるように列を構成することが可能です。この機能はスクリプト作成と SDK によって拡張できるため、コールバックを使用して列の定義を追加できます。

レビュー機能

この新しい強力なツールセットでは、さまざまなレンダリング設定に対して瞬時にフィードバックが得られ、すばやい反復が可能です。つまり、ソフトウェアのレンダリング処理に時間をとられることなく、望みどおりのデザインを追求でき、クライアントや上司の目の前で行うフィードバック セッションやその他の反復的ワークフローに最適です。最新のゲーム エンジン テクノロジをベースにした レビュー機能 は、インタラクティブなビューポートでのシャドウのプレビュー機能 (セルフ シャドウと最大 64 の照明の同時適用を含む)、3ds Max Sun & Skyシステム、mental ray Arch & Design マテリアル設定機能などを備えています。

MAXScript ProEditor

3ds Max 2008 では、新たに MAXScript ProEditor が導入されています。MAXScript を操作するためのこの直観的な新しいインタフェースでは、マルチレベルで作業を元に戻すための機能、高速かつ高品質のコード カラー化、大容量のドキュメントをすばやく開く機能、行番号表示、正規表現による検索・置換、スクリプトのセクションの折りたたみ、ユーザによるカスタマイズのサポートなどのほか、多彩な機能が用意されています。

DWG インポートの強化

3ds Max 2008 では、DWG™ ファイルをより高速かつ高精度でインポートできます。大幅に改良されたメモリ管理機能により、多数のオブジェクトを含む大容量かつ複雑なシーンを、非常に短い時間でインポートすることができます。マテリアルの割り当てと名前付け、ソリッド オブジェクトのインポート、法線管理などの機能の向上により、Revit Architecture 2008 などのソフトウェアとの連携が円滑になっています。加えて、新しい「類似したものを選択」機能により、インポートされた DWG シーン内にある、選択したオブジェクトに類似した特性を持つすべてのオブジェクトが特定されます。この機能により、インポートされた複数のオブジェクトを同時に選択および編集でき、DWG ベースのワークフロー能率が劇的に向上します。

アーティスト向けのモデリング オプション

3ds Max 2008 は、より効率化された、アーティストにとって使いやすいモデリング ワークフローが実現しました。いくつもの実用的なモデリング オプションによって、クリエイティブなプロセスに集中できるようになります。これらの機能には、選択内容のプレビュー機能や、既存のモデリング ホットキーとピボットで一時的な上書きを行う機能などが含まれています。

Biped の強化

最新の 3ds Max では、Biped リグについてこれまでにないレベルの柔軟性が実現しています。新しい エクストラ ツールにより、リグ (翼や顔の骨の追加など) 上で多様な Biped 機能を作成してアニメーション化し、BIP ファイルとして保存することができます。これらのファイルは、Mixer および モーションフロー、また レイヤーでサポートされており、新しいレイヤー機能によって、BIP ファイルを各レイヤーからのオフセットとして保存し、キャラクタのモーションを分離できます。それによって、各レイヤーを独自のデータとして保存し、ゲームにエクスポートできます。

プラットフォームのサポート拡張

3ds Max 2008 では、32 ビット版および 64 ビット版の Microsoft Windows Vista、および Microsoft DirectX 10 プラットフォームとの互換性が正式に確保されています。

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