Maya 2009 機能ハイライト

Maya が誕生してからちょうど10周年。記念バージョンとなる最新の Autodesk Maya 2009 ではより進化した3Dモデリング、アニメーション、ビジュアルエフェクト、レンダリングワークフローを実現しています。Maya 2009 に追加された数多くの新機能や強化機能は、生産性の最大化と3Dワークフローの最適化を実現し、ユーザのクリエイティブな可能性を限りなく広げます。映画、放送、ゲーム、デザイン業界のユーザ、また個人事業主から複雑なプロダクション パイプラインを管理する最高技術責任者まで、すべてのユーザが直面している課題に対応し、これまでにないクリエイティブな可能性を提供します。

強化されたモデリング時の選択機能

事前選択ハイライトツール、対称選択ツール、ソフト選択ツールなど、モデリングをサポートする選択機能が大幅に強化されました。事前選択ハイライト機能は、マウスカーソル下にあるコンポーネントをハイライト表示し、意図しないコンポーネントを選択してしまうミスを減らす事ができます。対称選択ツールはワールドもしくはオブジェクト座標で対称となるコンポーネントを選択します。新たに搭載されたソフト選択機能は、影響範囲の設定はもちろん影響範囲内での減衰カーブも設定可能で、有機的なスカルプトモデリングを実現します。この他にもコンポーネント選択モードの変更無しにフェイス、頂点、エッジを同時に選択可能なマルチコンポーネント選択や、カメラから遮蔽されたコン ポーネントを選択しないカメラベース選択、ペイントする様にコンポーネントを選択できるドラッグ選択機能などが追加されています。

進化したUVテクスチャエディタ

UVシェルの配置をカスタマイズできる、新たなUVレイアウトオプション機能、選択コンポーネントの回転・スケールを一定の増分で変更するステップ機能、複雑に入り組んだUV編集を補助するUVスムースツールなどの新機能が搭載されました。またUVスナップ機能や、テクスチャ表示を保持しつつオブジェクトコンポーネントを移動できるようになるなど、進化は細部にまで及んでいます。

アニメーション機能の追加

ディスプレイレイヤ・レンダーレイヤに次ぐ第三のレイヤとして、アニメーションレイヤが搭載されました。ベースアニメーションを変更することなく、レイヤアニメーションをブレンドできますので、アニメーション編集が容易になりました。もちろんレイヤ化されたアニメーションはブレンド量の変化も自由ですし、最終的にレイヤをベースアニメーションと統合することもできます。アニメーションレイヤの他に、アトリビュート値の転送機能も搭載されました。他のオブジェクトからアトリビュートのすべてまたは一部を転送・共有する事が可能ですので、アニメーションデザイナにより編集の幅をもたらします。

Maya アセット

既存のコンテナ機能が大幅に強化され、Maya アセットとなりました。コンテナ内に格納したノードから出力されるアトリビュートパラメータを、コンテナノードにパブリッシュできます。コンテナ自体が入出力コネクションに対応する事で、コンテナに格納された個々のノードのコネクションをブラックボックス化することも可能です。コンテナアトリビュート編集の為にアセットエディタも追加されました。コンテナ間でアトリビュートを転送することも可能ですのでキャラクタアニメーションの転送などに活用していただけます。

Maya マッスル・リギング機能の搭載

スキンアニメーションを実現する、Maya マッスルが搭載されました。Maya マッスルの筋肉シミュレーションは、スムーススキン+インフルエンスといった従来のキャラクタセットアップに比べ、リアルな筋肉表現を手軽に作成することが可能になります。また、マッスルデフォーマはキャラクタのスキンデフォーム以外に、単独のデフォーマとしてオブジェクトに作用させる事もできます。

mental ray 3.7 Coreとレンダーセットアップの新機能

Maya 2009 には最新の mental ray 3.7 Core が搭載されます。これにより、大量の樹木などを配置したシーンの負荷を減らすレンダープロキシ機能、リフレクションやバンプといったレンダリングの出力成分をあらかじめセットアップできるマルチレンダーパス機能などがサポートされました。特にマルチレンダーパス機能は、レンダーレイヤのサブセットとして複数の出力成分を一度にレンダリングする事が出来ますので、レンダーレイヤセットアップを簡略化し、レンダリング時間も大幅に短縮します。

nParticleの搭載

新たな粒子ダイナミクスシミュレーションとして nParticle が Maya Unlimited ユーザーに提供されます。nParticle により生成された粒子に、質量や相互干渉といったパラメータを設定することで、粘性のある流体から煙のような拡散性のあるものまで作成できます。さらに同じダイナミクスシステムを利用する nCloth オブジェクトをコリジョンとして作用させることも可能です。

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