
- 社員の入社が決まってからApple Storeに発注していたため、届くまでに3週間はかかっていた。
- サービスを追加しても従来比で費用を抑えられることもあり、あんしんLCMサービスを導入した。
- 特に効果を感じているのは、メンバーの入社が急に決まっても落ち着いてデバイスを手配できるようになった点。
- サービス導入後はデバイスを在庫してもらい、必要なタイミングでスピーディーに渡せるようになった。
- Macの受け渡しやキッティングのために出社する必要がなくなった。
- ゼロタッチ導入で、メンバーの手元(自宅もOK)に最適化されたMacが届けられる。
- すべて任せられるようになったことで基盤が一つできた安心感があり、業務の工数が減った分シンプルな運用設計ができそう。
- バックオフィスチームは属人化しやすい環境にあるが、あんしんLCMサービスを使えば担当者が変わっても引き継ぎが簡単。
株式会社グッドパッチ様は、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」をビジョンに掲げ、ビジネス課題をデザインで解決するデザインカンパニーです。業務で使用するMacの効率的な管理・運用のために、ライフサイクルマネジメントサービス「あんしんLCMサービス」を導入されました。導入の経緯や効果を、管理部情報システム総務グループの遠藤祐介様と片岡桃子様に伺いました。

デバイスの管理・運用には大きな業務負荷がかかっていた
管理部情報システム総務グループでは主に、会社のセキュリティポリシー運用やサービスの統制、オフィスファシリティーやデバイスの管理など、幅広い業務を担当しています。当社では9割以上のメンバーがMacを使っており、以前は社員が入社する際にApple Storeでデバイスを購入していました。デバイス到着後は管理部で事前にキッティングをして、社員と一緒にオンボーディングします。また、定期的にユーズドMacの初期化や再キッティングもおこなっています。これらすべての工程を社内でおこなうため、業務におけるかなりの時間を占めていました。
物理的な課題もあり、新品のMacを社内に在庫することはできませんでした。新しい社員の入社が決まってからApple Storeに発注していたため、届くまでに3週間はかかります。その場合、一旦ユーズドのMacを使ってもらい、新しいデバイスが届いたら入れ替えていたので、余計な工数がかかっていました。使用済みデバイス回収後の廃棄や売却も、ステップをいくつも踏むため対応に一苦労していました。
そんな折に勧めていただいた「あんしんLCMサービス」は、リースから返却、修理対応、デバイスの在庫までTooさんにお任せできる点が魅力的でした。また、Apple Financial Services(AFS)を活用するため、あらかじめ将来価格を差し差し引いた値段でMacをリースできます。コスト面などを検証した結果、サービスを追加しても従来と比べて費用を抑えられることもあり、あんしんLCMサービスの導入に至りました。
必要なスペックのデバイスがスピーディーに届く
特に効果を感じているのは、メンバーの入社が急に決まっても落ち着いてデバイスを手配できるようになった点です。以前は、社内で抱えているユーズドの在庫を貸し出す場合に、業務に応じたスペックのデバイスをすぐに渡せるよう常に整備する必要がありました。サービス導入後はTooさんにデバイスを在庫してもらい、必要なタイミングでスピーディーに渡せるようになりました。
社員は、Macの使用年数が2年を経過したら交換が可能です。特にエンジニアは高スペックなデバイスが必要ですし、最近はM1 Macの要望をもらうこともあります。今までは購入して固定資産化されたものだったこともあり、経年しても使えるデバイスはそのまま使い続けていました。しかしAFSの活用でリース契約にしたことで、2年間できっちり使い切ることができるようになりました。Macのライフサイクルを短く設定している当社にとっては、非常に使い勝手がいいです。
キッティングや修理の際もピックアップから配送まですべて任せられる

当社はMDMツールのJamf Proを導入していますが、キッティング済みのMacをメンバーの自宅に直接配送してもらうこともできるので、受け渡しやキッティングのために出社する必要もなくなりました。以前は、会社で1台につき1時間半程度キッティングに時間をかけ、さらに宅配便の箱に詰めて、伝票を作って、出荷する作業が必要でした。これらをすべてTooさんにお任せできるので、非常に効率的です。故障の際も、メンバー宅からのピックアップや修理、修理後の配送までお願いできて助かっています。自然故障以外にアクシデンタル修理も保証対象なので、幅が広がり安心です。
デバイスのシンプルな運用で従業員体験の向上を目指す

当社には、「Goodpatch Anywhere」という、日本中・世界中からプロジェクトに参加するフルリモートデザイン組織があります。彼らはプロジェクトごとの短期アサインの場合もあるので、デバイスの運用も流動的です。在庫を購入して抱えるより、リースなら急なアサインにも対応できるのでグッドパッチの事業形態にもぴったりです。
Jamf Proに関しても、知見があるTooさんに担当してもらえてとても安心です。ゼロタッチ導入で、メンバーの手元には最適化されたMacが届けられます。コロナウイルスの影響でリモート勤務しかしたことがないメンバーもいる中で、入社後最初の体験は自分のMacの箱を開封する作業です。そこを最高の状態に担保できていると、素晴らしい体験になるのではないかと感じています。
バックオフィスの属人化を防ぐ
組織がこれからスケールしていくにあたって、今まで自分たちでおこなっていたキッティングや修理の手配を継続するには、人を増やすしか選択肢がありませんでした。あんしんLCMサービスを導入してTooさんにすべてお任せできたことで、基盤が一つできた安心感があります。業務の工数が減った分、シンプルな運用設計ができそうです。生まれた時間で、自分にしかできない仕事を見つけて着手することも可能になります。
Tooさんからは導入前後ともにしっかりフォローしていただいています。認識の齟齬もほぼ起きず、細かい点まで気を遣ってくださって大変助かっています。バックオフィスチームは、どこの会社でも属人化しやすい環境にあります。あんしんLCMサービスを使えば担当者が変わった際も引き継ぎが簡単で、柔軟な対応が可能になります。他社にも積極的に勧めていきたいサービスです。
働き方の概念をアップデートし最適な環境を構築
当社はヨーロッパにも子会社がありますが、海外メンバーのデバイス管理は手が回っていない状況です。近い将来、海外展開を拡大したりワーケーションを選択肢に入れる社員も多くなるかもしれません。欲を言えば同じように管理・運用していきたいです。また、この先コロナウイルスが落ち着いたとしても、元のように全員が出社して仕事をする環境にはならないと思います。働き方の概念をアップデートして、それぞれが最適な環境を選べる業務管理を進めていきたいです。
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※記載の内容は2021年12月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。