人物の髪の毛など細かな選択範囲を素早く作成し、切り抜きの処理をしたいです。


2020年6月16日にアップデートされた Photoshop 2020(21.2)以降「被写体を選択」の機能がさらに改良されました。

関連「Photoshop で画像内の被写体をすばやく簡単に選択する方法はありますか?【被写体を選択】

今回のアップデートにより、例えば、細かな髪の毛の部分が含まれるような人物の切り抜き画像も「被写体を選択」を使用すると大幅に作業効率をアップできるようになりました。さらに、必要に応じて「選択とマスク」で微調整して仕上げます。
この記事では「被写体を選択」と「選択とマスク」の機能を使用してレイヤーマスクによる切り抜き画像を作成してみましょう。

【手順】

  1. 画像を用意し、選択範囲メニュー>「被写体を選択」をクリックします。



    被写体が自動的に検知され、選択範囲を作成します。

     

  2. さらに細かな調整をする場合は「選択とマスク」から「選択とマスクワークスペース」で調整します。
    「選択とマスク」ボタンが画面上部のオプションバーに表示されている場合はボタンをクリックし、表示されていない場合は「選択範囲」メニュー>「選択とマスク...」をクリックします。



     

  3. 「選択とマスクワークスペース」に切り替わります。
    右側の属性パネルから「表示」を適宜見やすいものに切り替えて作業します。ここでは一旦「白黒」にして、現在の選択範囲の状態を確認します。白い部分が選択範囲を表しています(この手順は飛ばしても構いません)。

     

  4. 選択範囲の状態を確認したら、自動では選択しきれなかった部分を調整をするため、まずは「表示」を「オーバーレイ」(選択範囲以外をカラーでマスク表示します)に切り替えます。

     

  5. 左のツールから「境界線調整ブラシ」を選択します。

     

  6. 髪の毛先の隙間を境界線調整ブラシでペイントします。削除する場合は【Mac】option キー、【Windows】Alt キーを押しながらドラッグまたはクリックでペイントします。ブラシサイズも画面上部で変更可能です。



     

  7. さらに細かな毛先部分を抽出する場合は「エッジの検出」の「スマート半径」をチェックして、半径サイズを調整します。これにより、境界線(選択範囲の輪郭)に対して検出される範囲を微調整することができます。

     

  8. 画像全体を表示して仕上がりを確認します。

     

  9. 調整ができたら「出力設定」の「不要なカラーの除去」をチェックし、細かな毛先の隙間にある不要なカラーを取り除きます(適用量で調整)。また、どのように書き出すのかを「出力先」で指定します。今回は「新規レイヤー(レイヤーマスクあり)」を選択して切り抜き画像を作成します。
     
     

  10. 元の背景画像がコピーされ、新しいレイヤーにレイヤーマスク(白い部分が表示される範囲、黒い部分が非表示になる範囲を表します)が作成されます。


    これで、レイヤーマスクによる切り抜き画像の完成です。
    Photoshop 2020 の「被写体を選択」および「選択とマスク」機能を使用することで、難しい髪の毛の選択を含む画像でも、簡単に調整して切り抜くことができます。

参考「被写体を選択(Adobe サポート)」
参考「選択とマスクワークスペース(Adobe サポート)」

 

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