Mac 掲載日:2019年5月31日
よくご質問に上がるのが、「バックアップ」と「同期」の違いについてです。
バックアップ…「今、この状態」をそのまま丸ごと保存しておくこと。
イメージとしては、日付もしくは時間ごとに区切られたフォルダの中に現状そのままの状態を保存しておき、必要に応じて取り出すことができます。
Macの標準サービスでいう「Time Machine」を指します。
同期…情報をサーバーにアップロードし、その情報が更新される度にサーバー上のデータが上書きされること。
情報は常に書き代わりますので、例えば昨日作成したデータを今日書き換え、保存した後に昨日の状態に戻したくなった、といった場合には向いていません。その代わり、データはサーバー上で共有されているので、MacからでもiOSデバイスからでも全く同じ情報を取得し、共有することができるのです。
Appleの提供する「iCloud」がこれに該当します。
同期でややこしいのが、同一のアカウントを使用して初めてサーバーに情報を送る時、もしくは長期間オフライン状態が続き、複数の端末上でそれぞれの情報が書き代わり整合性が取れなくなった時です。
その場合、基本的には以下のように処理されます。
(通常はアラートが表示され、そのファイルに対してどう処理するのか?が確認されます)
・端末毎に同じファイル名のデータがある場合
…最後にオンライン接続した端末の情報で上書きされます。
・A端末、B端末それぞれにサーバにアップロードされていない新規データがある場合
…それぞれサーバーにアップロードされ、その後A端末のデータはB端末に(逆も同様)、サーバーを介して情報が共有されます。
・A端末から同期しているデータZを削除した場合
…B端末からもデータZは削除されます。
稀にネットワークの都合上、複数端末で同時に同期サービスに初回サインイン・久しぶりにオンライン接続をすると上手くデータが共有できないことがあります。
そのような場合には1端末ずつサインインをし、データをすべてサーバーに同期させてから2つ目以降の端末をサインインしていくようにすると上手くいくことがあります。
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