漫画の描き方・道具のまとめサイト

カラー

漫画のカラーイラストには、カラーインク、アルコールマーカー、透明水彩などが主流です。また、塗ったときににじまないよう、線画には基本的に耐水性のペンをおすすめします。

アルコールマーカー

色数が豊富なマーカーペンタイプの画材。乾きが早く、発色が鮮やかで、塗り重ねても紙にしわがよりません。
色を作る、筆でとる、洗う……といった作業が不要で、持ち運びにも便利です。
マーカーでコミックイラストを描くユーザーが多く、講座やメイキングも豊富なので、わからないことや使い方のコツも調べやすい画材です。

コピック
豊富な色数とブラシの使いやすさで、マーカーで塗るならこれ!という人気の製品。インクの補充やパーツ交換もできて長く使えます。

透明水彩絵具

透明水彩絵具は、乾いてもまた水で溶いて使えるので、毎回パレットを洗わなくてもOK。ビビットな発色は難しいですが、色を重ねたときの透明感や柔らかさが魅力です。
淡い印象の絵に仕上げるのが得意な画材です。
小学校で使ったような絵具は不透明水彩絵具といい、同じ水彩でも描き味が異なります。

透明水彩絵具
チューブタイプと固形タイプがあります。色のにじみ、ぼかし、塗り重ねた時の透明感が魅力。

カラーインク

発色の良さとにじみが特徴的な画材。ムラの少ない広範囲の塗りから、つけペンで細い線を引くこともできる、柔軟な画材です。退色しやすいので作品の保存環境には注意ししよう。
少女漫画のカラーでよく使われています。

カラーインク
小瓶からスポイトなどでインクをとって混色します。顔料インクで耐水性のものと、染料インクで非耐水性のものがあります。

アクリル絵具

上から重ねた色で、下の色が隠れるのが特徴的な画材。間違えても塗り重ねて修正ができます。
マットな仕上がりの印象ですが、柔らかい質感から金属のような硬さまで、使い方次第で幅広い表現ができます。
少女漫画よりも、少年漫画などのカラーに使われることが多いようです。

アクリル絵具
液状タイプや、チューブタイプにもハードとソフトがあったりと、絵具の状態は様々。水で溶く以外にも、専用の溶剤(メディウム)で変化をつけることができます。