システム環境(Finder・OS) 掲載日:2018年12月26日
System Integrity Protection (SIP) とは、OS X 10.11 El Capitan 以降で採用されているセキュリティ技術です。また、この技術は rootless とも呼ばれます。
System Integrity Protection (SIP) は Mac 上の保護されたファイルやフォルダを改ざんしようとする悪意を持ったプログラムからデータを守ります。
この技術が採用される以前の macOS では、root ユーザーは一切のアクセス制限がない状態で、Mac 上のすべてのファイルにアクセスが可能でした。
OS X 10.11 El Capitan 以降の Mac で System Integrity Protection (SIP) が有効である場合は、下記の場所について root ユーザー権限でもアクセスが制限されます。
System Integrity Protection (SIP) で保護される場所は以下のとおりです。
/System
/bin
/sbin
/usr (/usr/local は除外されます)
/etc
/tmp
/var
/Applications にインストールされている Apple 製のアプリケーション (例) /Applications/Safari
/private/etc
/private/tmp
/private/var
※ System Integrity Protection (SIP) はデフォルトで有効となっており、無効にすることも出来ます。
無効にする方法については下記の関連 FAQ を参照してください。
参考「Mac のシステム整合性保護について(Apple サポート)」
関連「System Integrity Protection (SIP) を無効にする方法」
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