【上級者向け】System Integrity Protection (SIP) を無効にする方法

System Integrity Protection (SIP) を無効にする方法を説明します。

1. まず電源ボタンを押したら同時に、(command)+ R キーを押します。Recovery HD(リカバリーハードディスク)の OS が起動しますので、下記のスクリーンショットのように ”ユーティリティ” メニューからターミナルを選択します。

2. ターミナルが起動したら、csrutil disable と入力し、リターンキーを押す。

3. 下記のスクリーンショットのように、"Successfully disabled System Integrity Protection. Please restart the machine for the change to take effect."と表示されていれば、System Integrity Protection (SIP) は無効化されています。

Mac を再起動することにより、System Integrity Protection (SIP) の無効化が反映されます。


System Integrity Protection (SIP) を再度有効にするには、2. の手順で csrutil enable と入力しリターンキーを押してから Mac を再起動します。また System Integrity Protection (SIP)  が有効になっているのか、無効になっているのかを調べるには、2. の手順で csrutil status と入力しリターンキーを押します。

 

System Integrity Protection (SIP) が有効になっていれば、csrutil status コマンドの下の行に

System Integrity Protection status : enabled. と表示されます。

 

System Integrity Protection (SIP) が無効になっていれば、csrutil status コマンドの下の行に

System Integrity Protection status : disabled (Apple Internal). と表示されます。

 

※ System Integrity Protection (SIP) を無効にしなければならないケースは、システム管理者やアプリケーション開発者が System Integrity Protection (SIP) によりアクセスが制限されている場所にアクセスしたい時などに限られるため、一般のユーザーが System Integrity Protection (SIP) を無効にする必要はありません。

 

参考「Mac のシステム整合性保護について(Apple サポート)」

関連「【用語解説】System Integrity Protection (SIP) とは


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