100周年を迎えて

私たちが100周年を迎えた2019年、Tooのミッションを「人々がクリエイティブになれる環境をクリエイトする」に変更いたしました。これは、ものをつくるあらゆる人を対象にした変更です。

社内的には「ホスピタリティ」「風通し」「透明性」の3つを大切にし、誰にでも誇れるレベルにすることをミッションとしています。Tooで働く人の心理的安全性を担保し、個を尊重する企業風土を目指し、単独の事業や製品のみならず、企業文化そのものを社員全員で形成していく企業でありたいと考えています。

Tooのオリジナル製品のコピックは、世界トップのアルコールマーカーブランドとして世界中の多くのお客様の生活の一部となっています。また、同じくオリジナル製品のインダストリアルクレイは世界シェアの半数を占め、インダストリアルクレイ用フィルムは世界シェアNo.1を獲得しています。運営するニュージーランドのミルブルックリゾートは、世界でここにしかないトップクラスリゾートとして愛されています。Macのビジネス/教育機関向け販売でも他に類をみないユニークな体制でお客様をサポートしています。

小売店から始まったTooが、製造や訪問販売へとサプライチェーンを広げていった経緯はとてもユニークです。そのなかで、気がつけば世界一を誇れる製品やサービスを提供するところまで成長してきました。この個性は私どもの財産としてこれからも大切にしていきたい点です。

100年を振り返りますと、初代が渋谷に画材店を始めたのが創業となりました。二代目は、戦中・戦後から高度成長期を経て、事業拡大に挑戦してきました。三代目は、デジタル化の波に挑戦し、企業としても大きな変化がありました。当時、いちはやく海外に目を向けてユニークな製品を国内に紹介する事業を広げていったのも三代目です。

そして四代目のいま。2011年に社長に就任してから、新しい時代に挑戦できる企業にすることを目標に、大きな転換に着手してきました。デジタルの急速な浸透とワークスタイルの変換を迎えている社会の中、働く人が安心して挑戦できるよう、新しい本社への移転、風通しのよい企業風土づくり、コミュニケーションの活性化、新しい環境変化への取り組みなどの挑戦を続けています。

これまでを通じて、歴代が挑戦し変化を続けてきたこの姿勢は、今後の時代も継続していきたいと考えています。
これからのTooもどうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役社長
石井剛太

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