株式会社アマナは、「世界にノイズと美意識を」というコーポレートミッションのもと、広告ビジュアル制作やCG動画制作などを展開するビジュアルコミュニケーションの専門家集団です。コミュニケーション戦略やDX推進など制作にとどまらない領域でも企業をサポートしており、スチール、動画、CGなどの豊富なクリエイティブ資源や独自開発したさまざまな商材を持つことも強みです。
MDM(Mobile Device Management/デバイス管理ツール)運用への課題をTooに相談したことをきっかけに、他社MDMからIru(導入当時は旧名称Kandji)へと乗り換え、Macのセットアップ時間の大幅な短縮を実現しています。導入経緯や効果を、社内のITに関するインフラ整備を担当する、橋間司様、齋藤航輝様に伺いました。
組織として機能していなかったMDM運用
ICT部門では現在3名体制で、Mac約300台、Windows PC約500台、iPhone約600台を含む社内ITインフラの整備やセキュリティ対策を担当しています。Iruの導入前に抱えていた最大の課題は、MDMの運用が組織として機能していなかったことです。導入していたMDMについては、導入当初の設定内容やサポート体制が十分に整理・共有されていない状況でした。そのまま引き継ぎがおこなわれたため、環境全体を把握することが難しく、運用体制の再構築が難しい状況にありました。
また、これまで手厚いサポートを受けられるプランには加入していなかったこともあり、目指していたゼロタッチキッティングを実現するには追加のコストが発生することが分かりました。
Iruへの乗り換えの決め手はサポート体制と充実した機能
そこで、MDM運用体制の見直しについてTooに相談したことをきっかけに、提案されたIruを検討することになりました。 Windows PCとMacを一緒に管理できる製品もありますが、制御できる範囲が限定的で運用の手間も増えるため、Appleデバイスに特化したツールの必要性を感じていました。
Iruの採用を決めた要因として大きかったのは、サポート体制と今後の運用を見据えた充実した機能です。導入時に必要な設定だけではなく、今後実現したい要件を満たす機能が揃っており、MDM運用を再構築する上で無理なく導入できそうだと感じました。その上で、Tooからの適切なサポートにより安心してMDMの移行が進められる環境が整ったことが重要なポイントとなりました。
本番環境に近い形で2ヶ月間のトライアルを実施し、Tooからアドバイスを受けながら検証できたことがとても勉強になりました。トライアル環境をそのまま本番環境にできることもスムーズな導入につながりました。
Iruは管理コンソールのレスポンスがよく、設定がすぐに反映されるところも気に入っています。インターフェースは直感的でわかりやすく、日本語のローカライズもしっかり考えられていると感じています。
Macのセットアップ時間が半減
導入による最大の変化は、Macのセットアップ時間の大幅な短縮です。従来はほぼすべてを手作業でおこなっていたため、1台あたり1時間くらいかかっていました。Iruへの乗り換え時にきちんと構築できたことで、ほぼゼロタッチに近いセットアップが可能になり、トータルで約30分の時間短縮につながっています。これまでは同時に3台くらいのセットアップが限界でしたが、複数台を並行すればさらに時間短縮できるはずです。作業が平準化されたこともあり、3名という少人数体制でも安定した運用ができる環境が整ってきた実感があります。
当社ではMacBook Air 13インチ、MacBook Pro 14インチ/16インチの3種類のMacを使用しており、社員の職種に応じたデバイスを提供しています。現時点では、各Macに共通のアプリケーションをIruの設定でインストールしていますが、職種に応じた設定の変更も簡単にできると考えています。
Macが故障した場合の交換対応のスピードも向上しています。セットアップの自動化が進んだことで、デバイスの在庫があれば連絡を受けてから1時間以内に交換できる体制を実現できました。
初回セットアップの自動化&可視化
Iruの気に入っている機能はLiftoffです。初回起動時、必要なアプリケーションや設定が自動でインストールされる際にLiftoffを使用することで設定の進捗情報が可視化されます。また、Wi-Fiの設定も自動で入るようにしています。配布されたアプリケーションは自動でアップデートされるので、常に最新かつ安全なアプリケーションを使用できるため助かっています。
現在Iruからインストールしているアプリケーションは10種類くらいです。App Storeにあるアプリケーションは指定しておけば最新のものが入りますし、こちらで最新版をアップロードして配布しているアプリケーションもあります。必ず見てほしいアップデートの情報などを全員のデバイスに通知として出せる機能も便利です。
Tooと情報共有しながら改善を進めていきたい
最終的に目指しているのは完全ゼロタッチキッティングです。リモートで働いている人が配送されたデバイスを開封し、自身のアカウントでログインするだけで使えるのが究極の理想形です。
現在の課題として、プリンタ設定の自動化が約60%程度の完成度なことが挙げられます。こういった社内のローカル環境による問題を解決するには、Iruの設定だけでなく社内の仕組みや意識を変えていくことも必要になってくるでしょう。Tooさんとも情報共有しながら改善を進めていきたいと考えています。
また、導入後IruでWindows PCも管理ができるようになったと聞きました。今後Windows PCの管理にもチャレンジしていく中でIruでの管理も検討したいです。新機能や新ツールの情報をTooさんから継続的に教えてもらえることはありがたいですし、そういった情報だけでなく、運用のベストプラクティスや事例などの情報にも期待しています。

※記載の内容は2026年3月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。