
Adobe Creative Cloudと聞くと、デザインや動画制作など専門的な用途をイメージする方も多いのではないでしょうか。湘南学園中学校高等学校では、Adobe Creative Cloud小中高ユーザー指定ライセンスを導入し、授業から校務まで、幅広くアドビ製品を活用しています。
本セッションでは、同校のICT主任であり英語科教諭でもある石井達也先生より、生徒向けの授業実践から教員の日常業務まで、アドビ製品の幅広い活用事例についてご紹介いただきました。

まず一つ目の事例は、高校2年生の英語コミュニケーションの授業です。同校では、Adobe Fireflyに英語でプロンプトを入力し、生成された画像を比較することで、英語力を高めています。
同じプロンプトで画像を出力したときの結果の違い
「A young woman reading a book under a cherry blossom tree」という同じ英文プロンプトを全員で入力。一見すると似た画像が生成されますが、本の色や人物の配置、人種など細かな違いが現れます。生徒たちはその違いを観察しながら、「自分が思い描いた画像を生成するには、どんな情報を追加すればよいのか」を考えます。

参考写真にできるだけ近い結果を出せるようにプロンプトを入力
教師が事前に生成した画像を見て、その画像に近づけるためのプロンプトを生徒自身が考える活動も実施。プロンプトが短かったり、英語の綴りが違うなどで思い通り写真が生成できないことを体感できます。ゲーム感覚で楽しみながら、英語表現と生成AIの関係を学ぶ機会となりました。
石井先生は、この活動を通じて、生徒たちが「言葉をどれだけ具体的に伝えるか」の重要性を実感できたと話します。



同校ではAdobe Creative Cloud小中高ユーザー指定ライセンスを導入しています。IllustratorやPhotoshop、Premiereなどプロ向けアプリを含むCreative Cloudを年間1ライセンス約500円で利用でき、250ライセンスから購入可能なライセンスです。
中学1年生の技術の授業では、スタンプづくりを実施。Illustratorで図形を組み合わせてオリジナルロゴを作成したり、Photoshopで写真を編集するなどしてデータを作成したのち、レーザーカッターでゴム板に照射しスタンプにしているとのことです。
このライセンスは、教職員が利用することも可能なため、Creative Cloudを学校全体で活用しています。中でも石井先生が最も使用しているのがIllustratorです。

Illustratorで作成した校内マップ
そのほかにもさまざまな場面で活用されています。
さらに、趣味の一部としても使用しているCharacter AnimatorやAfter Effectsも番外編として紹介されました。

オンライン授業の際、Character Animatorで作成したアニメーションキャラクターとして登場し、生徒たちを驚かせたエピソードも紹介されました。
「何か作りたい」と思った時に対応できるツールが揃っていることがCreative Cloudの魅力だと説明しました。
そして、特に強調していたのが、教育機関向けライセンスのコストパフォーマンスです。石井先生は、「1ライセンス約500円でプロも使用するさまざまなクリエイティブツールを使用できる点にとてもメリットを感じています。」と紹介しました。
同校ではメディア教室にMacを導入しており、石井先生自身も日常的にMacを利用しています。
その理由として、
ことを挙げました。
特にクリエイティブ制作では、色再現性やファイル確認のしやすさが作業効率に大きく影響するため、Macとの相性の良さを実感しているそうです。
セッションの最後に石井先生は、「私自身も最初から使えたわけではありません。分からないことはYouTubeで調べながら覚えました」と話しました。最初からすべて使いこなす必要はなく、必要なものから使っていくことで、授業にも校務にも広がります。
英語授業での生成AI活用から、生徒の創作活動、さらには教員の校務改善まで。Adobe Creative Cloudが学校全体の創造的教育活動を支えるツールであることを感じるセッションでした。
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ありがとうございました。
今後も最新情報やTIPSなど配信していきますので、ぜひご覧ください!
記事は2026年9月18日現在の内容です。