Canon導入事例 株式会社ブロンズ新社

絵本の校正に必要なタイリング出力をズレなく実現。理想通りの色の再現性や出力スピードによって制作効率が向上した

株式会社ブロンズ新社様は、絵本や児童書を中心に手掛ける出版社です。「らくがき絵本」「くまのがっこう」「しごとば」「だるまさん」シリーズや、ヨシタケシンスケ「発想えほん」シリーズなど、国内外で親しまれている数多くの作品を世に送り出してきました。今回は絵本の校正業務に活用するために、複合機「Canon imageFORCE C7165F Pro(以下、imageFORCE)」を導入されました。導入の経緯や効果を、絵本制作の品質管理を担当される須釜孝敬様に伺いました。

担当業務

高品質の絵本を幅広い世代に届けるために

当社は1983年に創業し、「読者の好奇心を触発する本を」という思いで、年間10点ほどの新刊を、1冊1冊丁寧に制作しています。国際出版にも取り組んでおり、イタリアで開催される世界最大級の児童書見本市「ボローニャ・ブックフェア」にも毎年ブースを出展しています。

私自身は制作部に所属し、絵本の品質管理を中心に担当しています。絵本作りに関わる資材の管理や、印刷製本の発注管理、それらにかかるコストの原価管理などを通じて、編集や営業の要望をしっかりと形にできるよう取り組んでいます。

導入経緯

校正業務で感じていたタイリング出力のズレによるストレス

当社では、絵本のページやカバー、帯、そしてポスターなどの販促物を、複合機によって紙で出力し校正しています。デジタル校正が増えている世の中ではありますが、実寸で確認することで初めて気付くことができる点も多く、紙での校正は欠かせません。

複合機の導入を検討し始めたきっかけは、長年使用していた機体の老朽化でした。部品の欠品によるサポート面の不安を感じていたり、紙詰まりなどのトラブルが増えたりと、仕事の効率にも影響が出始めていました。

加えて、A3に収まらないサイズの絵本のカバーやポスターは、実寸で確認するためにタイリング出力をしているのですが、その際に生じる印刷のズレも大きな悩みでした。元データをトンボ部分でA4サイズに分割してタイリング出力し、1枚に貼り合わせるのですが、トンボは合っているのに絵柄がずれることがよく起きていました。

複合機の入れ替えにあたり、以前から感じていたこのストレスは、どうしても解消したいポイントでした。そこで、他社製品も含めて検討をおこない、社内のデザイナーと出力サンプルを比較した結果、Tooから提案されたimageFORCEは、ズレのないきれいな出力が確認でき、導入の決め手になりました。

導入効果

「タイリング出力の品質」「色味の再現性」「機体の大きさ」の3ポイントが理想通りだった

導入後はタイリング出力が安定し、ズレがほとんど発生しなくなりました。正直なところ、社内の校正においてズレ自体が致命的な問題になるわけではありません。しかし、校正作業中に気を取られる要素がなくなり、ストレスが大きく軽減されました。

特に複数パターンを出力する際には、ズレが発生することで比較の目安が変わってしまうため、作業効率が落ちていました。左右・天地両方に発生していたズレがなくなったことで、校正がスムーズに進むようになったと感じています。

タイリング出力したサンプル

色味の再現性にも満足しています。最終的な色は印刷会社での色校正が基準になりますが、編集者は日常的に複合機で出力した紙を見ながら制作を進めています。そのため、社内で出力した色と、本番の印象が大きくズレていないことが大切だと考えています。その点で、imageFORCEの出力は安心して確認できると感じています。

また、オフィスのスペースに限りがある中で、機体がコンパクトである点も評価ポイントでした。タイリング出力の精度、色のクオリティ、機体のサイズ、この3つをバランスよく満たすimageFORCEは、当社にぴったりな選択だったと思います。

日々繰り返される業務を快適にする使用感

そのほか、感覚的な話ではありますが、立ち上がりやモノクロ出力のスピードも速いです。これらは導入前に聞いていた通りで、日々の業務の中でメリットとして感じています。

絵本に関する出力枚数は年間6,000〜7,000ほどで、1回1回の立ち上がりや出力が速い分、年間を通して見ると大きな効率化につながっているとも言えそうです。

これから

販促物の内製などimageFORCE活用の幅を広げていきたい

現在は実務に関する出力が中心ですが、POPやチラシ、ポスターなど、imageFORCEを使って自社で内製できるものもあると感じています。

色味がきれいである点や、コピー用紙だけでなく、コート紙や光沢紙など厚みがある紙にも対応できる点を活かすことができそうです。確認用途にとどまらず、より幅広く活用していきたいと思います。

導入から運用まで任せられるサポート体制

Tooには複合機の導入だけでなく、導入後のメンテナンスも丁寧に対応してもらっています。入れ替えた直後は思うような出力ができず戸惑うこともありましたが、細やかにフォローしてもらい、とても助かりました。現在も定期的に訪問してもらっているので、相談したらレスポンスが早い点も心強いです。

複合機に限らず、業務に関わる周辺環境についても気軽に相談できる存在として、頼りにしています。今後もツールや仕組みを取り巻く変化の中で、当社の業務に影響がありそうな点を共有してもらえると心強いです。

株式会社ブロンズ新社

株式会社ブロンズ新社は、「らくがき絵本」「くまのがっこう」「しごとば」「だるまさん」シリーズ、ヨシタケシンスケ「発想えほん」シリーズなど、国内外の絵本、ライフスタイル本などを発行する出版社です。
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※記載の内容は2026年1月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。


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