こんにちは！
株式会社Tooのアドビスクール「Desi（デジ）」講師です。
2025年10月29日、Adobe Creative Cloud 2026が発表されました。
本記事ではInDesign（インデザイン）の新機能を詳しくご紹介します。
フレックスレイアウトは、コンテンツの増減に応じて自動的に調整される「コンテナ」を作成できる機能です。Webデザインのレスポンシブデザインの一つ、CSS Flexboxと近い概念です。
フレックスレイアウトパネルで「方向」「整列」「配置」「間隔」を設定しておくと、コンテンツの追加、削除、サイズ変更時にもレイアウトが自動調整されるので、手動調整が不要です。Illustratorユーザーにもぜひオススメしたい新機能です。
前バージョンで導入された数式パネルに、フォントスタイルが追加されました。
数式パネルを使用するとMathMLと数式を入力することができます。MathMLとは数学的表記を記述するXMLベースのマークアップ言語で、教育・研究出版分野の方には大変便利な機能です。
ただ、2026でも数式のフォントを変更することはできません。書き出されるカラーはCMYKではなくRGBになってしまうので、印刷用途で使用するには注意が必要です。今後のアップデートに期待したいところです。
数式パネルには現状以下のような制限事項があります。
PDFファイル / IllustratorファイルをInDesignドキュメントに変換し、編集することができるようになりました。変換する際に段落スタイルも作成されます。容量やページ数には制限があり、まだ英語版のみの対応のため、今後の日本語対応に期待です。
アプリケーションのホーム画面からAdobe Expressのテンプレートへ直接アクセスできるようになりました。
テンプレートを選択すると各アプリケーション内ではなくWebブラウザ上でAdobe Expressが起動し、テンプレートが開かれます。 これにより、Adobe Expressへのアクセス、編集が容易になります。
クラウドドキュメントの保存・共有・共同編集がよりスムーズになりました。アプリケーションのホーム画面からフォルダを作成してドキュメントを整理したり、クラウドドキュメントを開く・共有・名前を変更・複製・移動といった操作を容易に行うことができます。
さらに、ホーム画面の「プロジェクト」機能を使えば、共有スペースの作成や管理も可能です。プロジェクトでは、共同作業者のメールアドレスを追加し、「編集可能」または「コメント可能」といった権限を設定できます。作成したドキュメントを、アプリケーション内から直接プロジェクトに保存することも可能です。
InDesign 2026の目玉は、柔軟なレイアウト変更がスムーズにおこなえる「フレックスレイアウト」機能ではないでしょうか。Desiの講師としてもさまざまな活用の可能性を探っていきたいと思います。アドビのアプリケーション全体で強化されているクラウドドキュメントの管理機能や、PDF/IllustratorファイルのInDesignドキュメントへの変換についても今後期待したいですね！
その他アプリケーションの新機能を深掘りした内容につきましては、今後本ブログにて公開していく予定です。
▶︎Illustrator（イラストレーター）の新機能はこちら
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ありがとうございました。
今後も最新情報やTIPSなど配信していきますので、ぜひご覧ください！
記事は2025年11月21日現在の内容です。
