
皆さんこんにちは!
株式会社Tooのアドビスクール「Desi(デジ)」講師です。
以前、Beta版に搭載されたタイミング(2026/01/23)でご紹介し、大きな反響があったIllustratorの機能「ターンテーブル」。「いつ正規版になるの?」と心待ちにしていた方も多いと思いますが、先日アップデートされたIllustratorの30.3にて、ついに正規版として搭載されました。
今回は、前回ご紹介した機能のおさらいとともに、Beta版からさらにパワーアップした「ターンテーブル」の最新情報をお届けします。
「ターンテーブル」は、Adobe Fireflyの生成AI技術を活用し、2Dのベクターオブジェクトから「別の角度から見たような状態」を自動生成してくれる機能です。基本的な使い方はこちらの記事をご覧ください。
【Illustrator Beta版】新機能「ターンテーブル」とは?使い方と活用例をわかりやすく解説
正面から描いたイラストを用意するだけで、生成AIが背面や側面などの描かれていない部分を補完し、まるで3Dモデルを扱うかのように、さまざまな角度のバリエーションを生成してくれます。生成された結果はラスタライズされずベクターデータのまま保持されるため、後から細かなパスの調整や色の変更ができるのが最大の魅力です。
Beta版では左右それぞれ120度までの制限がありましたが、正規版では15度刻みでぐるっと360度の回転が可能になりました。さらに、従来から上や下からの視点にも対応し、より自由なアングルを探ることができます。Beta版は51個(17角度 × 上・中・下の3視点)、30.3では75個(25角度 × 上・中・下の3視点)のオブジェクトで構成されます。


コンテキストタスクバーから、生成した複数アングルのビューを直接GIFアニメーションとして書き出せるようになりました。WebやSNS用のちょっとしたアニメーションや、キャラクターのターンアラウンド(全周)づくりが圧倒的に効率化されます。


①グループを解除
ターンテーブルが適用されているオブジェクトを選択し、「オブジェクト」メニュー>グループ>「グループ解除」を実行します。
ターンテーブルはグループ設定されたオブジェクトに対して適用される仕組みのため、グループを解除するとターンテーブルの属性も破棄されます。
②アピアランスを分割(または拡張)する
現在の角度で形を確定させたい場合は、 「オブジェクト」メニュー>「アピアランスを分割」 を選択します。
①プレミアム機能のため1回生成するごとに生成クレジットが20消費されます。
「プレミアム機能は生成クレジットをいくつ使用しますか?」(アドビ公式サイトへ飛びます)
※日本のホームページではまだBeta版の表記しか掲載されていませんが
USのページでは20クレジット消費される説明がされています。(2026/04/02現在)
②AIによる補完のため、複雑すぎる形状や文字などは形が崩れることがあります。
Illustratorのベクターだけでなく、ピクセル画像を扱うPhotoshopのBeta版(27.5.0以降)にも、驚きの機能が追加されています。
その名も「オブジェクトを回転」。
こちらは画像内の被写体を生成AIが解析し、3D空間のようにぐるぐると回転(スピン・チルト・ドリー)させることができる機能です。背景画像に合わせて、あと少しだけ被写体の向きを変えたい、商品の角度を微調整したい......といった合成作業の常識を覆す機能になっています。


Illustratorの「ターンテーブル」も、Photoshop Betaの「オブジェクトを回転」も、クリエイターの「あとちょっとこうしたい!」を叶えてくれる強力な機能です。
Illustratorを30.3にアップデートした方は、ぜひ新しくなったターンテーブルを使って、クリエイティブの幅を広げてみてくださいね!
当社では、アドビ製品の導入(正規販売代理店)から、Illustrator/Fireflyを含む生成AI活用研修まで、現場での運用を見据えたサポートをおこなっています。「新機能を試したものの、制作フローに落とし込めない」「チームに教育したい」といったご相談もお気軽にお問い合わせください。
また、本ブログでは今後もアドビの最新情報や制作に役立つTIPSを随時更新していきますので、ぜひご覧ください!
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ありがとうございました。
今後も最新情報やTIPSなど配信していきますので、ぜひご覧ください!
記事は2026年4月21日現在の内容です。