WWDC18 (Worldwide Developers Conference 2018)まとめ(2018.06.06)

(2018年6月 6日掲載)

6/4(月) 2:00 (日本時間)から開催されたWWDC18においてApple社がiOS 12、watchOS 5、ダークモードの新macOSなどを発表しました。

macOSiOS12の新機能はこちらです。

【macOS Mojave(モハべ)】

・ダークモード
デスクトップを暗い色調に変えることができ、目に負担がかからず、写真なども引き立ちます。
Macの内蔵アプリケーションではすべて、ダークモードのデザインを利用できます。

・Dynamic Stacks
デスクトップ用のスタックは、ファイルを自動的にスタックしてグループ化して整理するため、
散らかったデスクトップをすっきりと整頓してくれます。
日付やタグなどのファイル属性に基づいてファイルを分類するようカスタマイズすることもできます。

・Finder
新しく追加されたギャラリー表示では、ユーザがファイルにすばやく目を通すことができます。
また、Finderから直接PDFの作成やカスタムワークフローの実行が可能になります。
クイックルックが強化され、ユーザは画像の回転やトリミング、PDFのマークアップ、
ビデオやオーディオクリップのトリミングなどをアプリケーションを開かずに実行できるようになります。

・Group FaceTime
簡単に複数の人と同時にチャット可能です。(最大32人)
参加者はいつでも追加でき、後から参加することもできます。
またiPhone、iPad、Macからビデオでもオーディオでも、さらにはApple Watchから
FaceTime オーディオを使って会話に参加することも可能です。

・News、株価、ボイスメモ、ホーム
News、株価、ボイスメモ、ホームなどのアプリケーションをはじめてMacで使えるようになりました。

・刷新されたMac App Store
手に入れたいMacアプリケーションを簡単に見つけられます。
項目別に種類分けされたタブで、目的に合ったアプリケーションが見つけることが可能です。
MicrosoftのOfficeや、AdobeのLightroom CCなど多数のアプリケーションもMac App Storeに登場します。

・プライバシーとセキュリティ
Appleのすべてのソフトウェアアップデートと同様に、macOS Mojaveでもプライバシーとセキュリティの強化が最優先されています。
 ・Intelligent Tracking Prevention(インテリジェント追跡防止)
  ソーシャルメディアの「いいね」ボタンや「シェア」ボタン、コメントウィジェットを
  通じた許可の無いユーザ追跡をブロックします。
 ・アカウント保護
  ユーザが新規のオンラインアカウントを作成する際に、強力なパスワードを自動的に作成、
  入力、保存するほか、ユーザにパスワードの使い回しを警告します。
 ・データ保護
  メッセージなどの個人データにアクセスする場合にユーザの許可が必要となります。


その他の新機能
・スクリーンショットでは画面上で新しいコントロール機能が追加
・Continuity Camera(カメラの連係機能)MacからiPhoneを選択し、iPhoneで撮影した写真をMacにはめ込める
・マークアップツールが、Finder、クイックルック、スクリーンショットに統合

【iOS12】

・処理速度の向上
iPhoneやiPad上で行なう日常的なタスクをより速く、よりすばやく反応するように設計されました。
カメラやキーボード、アプリケーションなどの起動が速くなります。
*iOS 11の端末から対応(iPhone 5s以降)

・共有ARエクスペリエンス
1つのAR空間に複数のデバイスで接続出来るようになりました。
複数の人が自分のiPadやiPhoneで、同じAR空間を自分の視点から見ることができ、
それをファイルで他の人と共有もできます。

・Group FaceTime
macOSと同じで、複数の人たちと同時にチャットすることが簡単にできるようになりました。
*上記のMacOS Group FaceTime参照

・Siri Shortcuts
Siriとアプリなどの動作を連携させることができます。
例としては「帰る」と発言したら電車のアプリが電車の時間を教えてくれるなどができるようになります。

・写真
新しいFor Youタブは、メモリーとiCloud共有アルバムを組み合わせ、
お気に入りの瞬間を一つの場所に表示できて、それを友達と共有できます。

・おやすみモード、通知
おやすみモードの新しいモードは特定の時間、場所または行動に基づいて自動的に解除が可能です。
おやすみモード中は通知などもこないようにできます。

・Screen Time
Screen Timeは管理機能で、画面をどのくらいユーザーが見ていたかを計測する機能です。
週ごとにどんなアプリをどの程度使っていたのかが、レポートとして表示されます。


その他のアプリケーションの特長

・Apple Booksはデザインが一新(ブックやオーディオブックの発見や閲覧がより簡単に)
・Apple Newsのデザインが一新(新しいチャンネルとトピックの発見、お気に入りへの直接ジャンプがより簡単に)
・株価アプリケーションがiPadにも登場
・CarPlayは、他社製のナビゲーションアプリケーションをサポートしダッシュボード上に表示
・ボイスメモがiPadにも登場
・Siriの翻訳が40カ国語以上対応
・iPhoneとApple WatchのWalletが学生IDカードをサポート

以上、macOSiOS12について詳しくはリンク先の情報もご覧ください。

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