Dropbox Business導入事例 誠美保育園 様

保育園での情報共有

誠美保育園様は園児100名規模、43名の職員が勤務されています。施設内はWi-Fi完備、各保育室ごとに共有のPC端末を設置しています。加えて2017年6月に、ローカルの共有ストレージから、クラウドストレージ「Dropbox Business」に移行。職員全員に1人1台のMacBook Proを配布しました。
保育園業務のICT化への取り組みや、Dropbox Businessのご活用について、園長の折井様にお話を伺いました。

職員の声に応えて、1人1台のPCを導入

保育業界でのICT活用はまだまだこれからで、多くの園では数台のPCを、全員で使用されていると思います。うちにも事務作業用の端末が数台あるだけでした。台数を増やしたきっかけは、“ドキュメンテーション” 用の写真です。幼児教育は、プロセスのなかで子どもが『何を考えたのか』『何を学んだのか』を読み取っていくんですね。その活動プロセスや意味合いを記録していくことを、保育ではドキュメンテーションと言います。例えば、お神輿づくりでは、どう構成するか考え、設計図を描き、皆ですり合わせ、譲り合うなどの多くのプロセスと、そこに子ども同士のやりとり、観察、気づき、刺激し合いなどが起こります。保育者はプロセスを記録しながら、子どもに『材料は何だろう?』『どこで調達できるだろうか?』と適切なタイミングで問いかけることで活動を支えます。活動の写真にコメントを付けたドキュメンテーションを、うちでは園内に掲示していて、保護者とも共有しています。これに使うデジタルカメラを職員全員が持っており、まずは写真の取り込みやプリント作業をスムーズにするため、各保育室ごとにPCを設置しました。その後、徐々に使用頻度が増え、『PCが足りない』という声が上がったので、1人1台の導入となりました。

写真 + コメントによる、ドキュメンテーション。保育室だけではなく、廊下、階段の踊り場など、園内の至る所に掲示されている。保護者は送迎時に確認されているそう。

職員が本質的な仕事に集中できるように、ICT化を推進

ナレッジワーカーとしての保育者を目指す

そもそも保育の仕事は、肉体労働、感情労働であると同時に、知識労働だと考えています。経験や知識から、子どものプロセスの意味を読み解いて、適切な問いを返す……とても高度な知識労働です。ところが実際には、保育者は『◯◯ちゃんが怪我をした』『保護者からこういう話があった』など、連絡伝達すべき情報で常に頭の中がパンパンです。情報の共有や伝達はITが得意とするところですから、伝達情報はITに任せ、もっと我々の本質的な仕事を考える余白を作っていこう、と保育者たちに話をしていました。全員分の端末導入を決めたのは、小脇にもう一つの頭脳、PCを抱えるナレッジワーカーとしての新たな保育者像を提示してみたいと思ったからです。

登降園管理にはiPadを活用しICT化。

操作性の良さでMacを選択

Macは操作性で選びました。シンプルで洗練されているので、馴染みやすいかと。Windowsを使用していた職員も、戸惑うことなくMacを使用しています。そのMac端末と共に、Dropbox Businessを導入しました。

保育士の皆さん。Appleトレーニングにて、Mac活用術を学ぶ。

Dropbox Business 導入の目的は「情報共有」

Tooからの提案でクラウドストレージの有用性に気付かされた

外部共有やアクセスのログなど、データを共有するための機能があることが、導入のポイントでした。行政の書類文化は、大半が保存資料であり、開示請求がなければ共有されません。保育行政との関係における書類作成が多い我々も、自然と “共有” する意識が低くなってしまいがちなことに気付き、以来、保育の資料もなるべくオープンに、保護者とも共有していこうと、園内の書類のありようを変えてきました。
これまで園内のデータ管理にはNASを使用していました。私自身もDropbox個人版を使用していたので、使いやすさは実感していましたが……保育園でクラウドストレージを利用するという発想がなかったので、提案をもらって、その選択肢もありだと気付かされました。

Dropbox Paperの共同作業機能が導入の決め手

コメント機能による保育業務のコミュニケーション活性化に期待

導入の決め手の1つに、Dropbox Paperがあります。コメント機能が魅力的で、今後は共有文書の作成に活用するつもりです。保育内容に関する書類にコメントを記入することも多いのですが、現状は、出張で園を離れると、膨大な量の紙の書類が溜まってしまいます。出張先でもどこでもコメント可能になれば、これが解消されます。またデジタルの良さとして、紙の制約がなくなり、文章量が自由で、コメントのやりとりが手軽になりました。これから保育の内容に関するコミュニケーションがより活発になることを期待しています。
近い将来ドキュメンテーションの表現方法が変わり、写真だけではなく、動画や音声の表現が加わっても、Dropbox Paperがあれば対応できると考えています。

Dropbox Paperのサンプル画像。任意の場所にコメントをつけられる。

職員のITスキルの向上を実感

Dropbox Businessに移行してから、通信トラブルが減りました。また端末を1人1台にしたことで、職員のITスキルの向上を実感しています。共有端末では気後れしてしまって、端末設定を触る機会がないですが、自分の端末であればやらざるを得ないので、ちょっとしたトラブルには各自が対応できるようになってきました。

環境にあったツールを提案してもらえた

Tooは製品の押し売りではなく、園の環境にふさわしいソリューションは何だろう、と一緒に懸命に考えてくれました。きっかけは別のソフトウェア製品の問い合わせでしたが、規模感や環境を踏まえて、共有文書の制作ツール兼クラウドストレージとして、Dropbox Businessを提案してもらいました。相談相手として信頼しています。

今後の展望

保育で大切なのは、大げさではなく『人間のあり方を考える』ためのコミュニケーションを、どれだけできるかだと思います。1人で考えるのではなく、同僚と語り合い、刺激し合い、気づき合うことが重要です。保育の質を高める『コミュニケーション』や、そのための『共有』は、ITツールと馴染む部分が多くあります。ツールを今後も上手に使いこなしていきたいと思います。

社会福祉法人 誠美福祉会 誠美保育園

誠美福祉会

誠美保育園様では、日々の子どもの思考の育ち、情動のやりとり、人との刺激し合いといったプロセスを評価し、それによって保育の質を高めることを大切にされています。子どもという価値観の違う存在を理解するためには「大人も学ぶ」こと。「子ども」「保護者」「保育者」の皆が、居心地よい関係性でいられる園を目指して、運営されています。

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