『Macを使ってみたいけど不安…』を解消!教員向け校務Mac体験会レポート

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    教員の皆さん、校務でMacを使っていますか?
    岐阜市の校務用Mac導入事例も話題になり、近年教育現場でのApple製品活用への関心が高まっています。
    ただ、「業務でMacを使ってみたいけど操作がわからない」「もっと効率的に活用したい」と思ったことはありませんか?

    そんな方に向けて、教育現場でのApple製品活用を支援する取り組みの一環として、「校務Mac体験会」を東京・大阪の2会場で開催しています。
    こちらの体験会は90分間でMacの魅力をしっかり体感できるワークショップ形式のイベントとなっています。

    今回は10月に実施された体験会の様子をレポートしていきます!

    研修担当者紹介

    研修担当者の顔写真

    福本 大輝(ふくもと だいき)
     
    Apple認定のApple Professional Learning(APL)スペシャリスト
    教育現場でのApple製品活用をサポート。豊富な知識と経験を活かし、教員のスキルアップを後押しする研修を担当するほか、生徒がiPadやMacを使って楽しく創造的に学べる授業づくりを支援しています。

    Macの特徴と基本機能

    Macが選ばれる理由

    Macが選ばれる理由として、以下の4点が挙げられます。

    • 万能さ:基本的な校務はもちろん、プレゼン資料や動画編集など、あらゆるシーンで活用可能
    • 持ち運びやすさ軽量で薄いため、校内の移動はもちろん、出張や会議への持ち運びにも最適
    • 長く使える設計: 壊れにくくOSのサポート期間も長いので、安心して長く使える
    • パフォーマンス: 高性能チップにより、日々の校務を快適かつ効率的に。バッテリーも長持ち

    体験会では、開始時に66%あった充電が、90分フルで操作しても62%残っていました。
負荷の少ない操作とはいえ、これほどの省電力性能はMacならではとなります。

    また、Macは開くと自動で起動し、閉じるだけでスリープにできるため、作業をすぐに開始できます。 

    Macの基本機能

    システム設定

    歯車アイコンのアプリがシステム設定となり、Macの全体の動作や見た目、機能をまとめて管理・カスタマイズできます。

    今回の体験会のデモは、まずTouch ID(指紋認証)の登録からスタートしました。
    この手順を体験しておくことで、後日自分のMacが手元に届いても、スムーズに設定や操作を始めることができます。

    体験会にてTouch ID(指紋認証)を登録する様子

    Multi-Touchジェスチャ

    体験会ではマップアプリを使用してトラックパッドでの操作を行います。

    普段Windows PCを使っている方は、まずトラックパッドの操作に戸惑う方が多いです。

    体験会ではマップアプリ上でスクロールや拡大・縮小など、Macを使う上で基本的な操作を行えるため、初めてMacを使う方でも問題ありません。
    実際に初めてMacを触った参加者も、説明後にはスムーズに操作できていました。

    マップアプリを使ってトラックパッドの操作を説明する様子

    また、3本指で上にスライドすると仮想デスクトップの追加も可能。
    教科ごとにデスクトップを分ければ、複数の作業を並行して行う際も迷うことなく進められます。

    Spotlight

    AIがサジェストしてくれる検索機能がmacOS Tahoe 26から強化されました。
    Spotlightは[command + スペースバー]で立ち上げることができます。

    Spotlightを立ち上げて「海」と入力するだけで、
    「タイトルに『海』と入っている資料」だけでなく「海の写真」「資料内に『海』と記載のある資料」など検索することができます。

    検索結果や検索の速さに対して「こんなに簡単に探せるんですね!」「写真検索までできるのは知らなかった」という声も上がっていました。
    授業資料や写真を探す作業が、これまでよりぐっと効率的になることを実感されたのではないでしょうか?

    macOS Tahoe 26の説明動画はこちら

    Apple Intelligenceの活用

    次に、Appleデバイス上で無料かつ安全に使えるApple Intelligenceの活用方法が紹介されました。
    体験会では、作文ツールやImage Playgroundアプリを使って学級新聞を作成しました。

    作文ツールでは、ChatGPTとの連係機能を使うことで、3行の箇条書きをすぐにスタイルに合った文章に落とし込んでくれます。

    学級新聞の文章について箇条書きしている画面

    箇条書きした内容を作文ツールを使って仕上げた文章

    Apple Intelligenceだけでなく、前回の説明のおさらいとしてiPadの連係機能も使いながら学級新聞を作っていただきました。
    連係機能の説明直後でも使いこなす参加者が多く、Appleデバイスならではの『直感的な操作感』を実感できました。

    また、生成AIツールであるImage Playgroundアプリでは著作権フリーのオリジナル画像の作成が可能です。
    macOS Tahoe 26からChatGPTとの連係による生成が可能になり、水彩画や油絵風のイラストなど、より自然な画像を作成できるようになりました。

    Image Playgroundを以前から使っていた先生は、新スタイルの自然さに驚き、「AI感が少なく、資料に使っても違和感がない!」と話していました。

    iPhoneやiPadとの連係

    Mac単体の機能だけでなく、iPadやiPhoneとの連係機能も業務効率化をする上では欠かせません。
    今回はiPadを活用しながらデモが進みました。

    書類をスキャン・ユニバーサルクリップボード

    • 書類をスキャン:iPad/iPhoneで撮影した写真を瞬時にMacに取り込める機能
    • ユニバーサルクリップボード:異なるAppleデバイス間でコピー&ペーストができる機能

    どちらも「授業で使う資料内にiPhone/iPadで撮影した写真を入れ込みたい」という時に便利な機能です。

    「iPhone/iPadで写真を撮影する、写真アプリからAirDropでMacに共有、Finderから写真を探して該当資料にドラック&ドロップする」と言う作業が「撮った写真をiPhone/iPadでコピーし、Macの該当箇所にペーストする」だけで完了します。

    「今まで撮影した写真を資料に入れ込みたい時はAirDropで共有していた」と言う方が連係機能を体験したところ、「こんなに早く写真を共有できるんだ…!」と驚いている様子も見られました。

    Sidecar

    こちらはiPadだけの機能となっており、iPadをMacのサブディスプレイとして使うことができます。
    Macと同じ画面をiPadに映し出す設定にできるため、保護者面談時にiPadで資料を見せながら、Mac上で操作することも可能です。

    Sidecarを使っている手元の様子

    体験会では単なる機能説明にとどまらず、実務で役立つ活用シーンも紹介しています。
参加者からは「今日紹介された機能、早速明日から使ってみます!」という声もいただきました。

    最後に

    90分と短い時間ではありましたが、参加者の方からは「初めて知る機能がたくさんありました」との声もいただきました。

    体験会では、普段の教員向けMac研修で使っているサンプル資料を使い、Macの操作を体験していただきます。
    日常業務での具体的な利用シーンをイメージできる内容で、「帰ってから実務で使ってみよう!」と思える資料となっております。

    校務Mac体験会は毎月実施しているので、普段からiPadを使っていてMacも気になっている、という教員の方々はぜひお気軽にお申し込みください!

    校務Mac体験会お申し込みページ外部サイト

    記事は2025年10月23日現在の内容です。

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