管理層と現場をつなぐ目標共有の仕組みとは

企業の目標を現場へ共有しても、日々の業務とのつながりが見えなければ、組織全体で同じ方向へ進むことは難しくなります。本記事では、管理層と現場の間に認識のズレが生まれる原因を整理し、会社目標、チーム目標、プロジェクト、タスクを結び付けるAsanaの「ゴール」機能を紹介します。
目標達成に向けた進捗の可視化や、現場の貢献を組織へ伝える仕組みなど、管理層と現場の双方にとってのメリットを解説します。

目標を現場に落とし込むことの難しさ

多くの企業では、年度初めや四半期ごとに組織の目標が設定されます。「売上を伸ばす」「顧客満足度を向上させる」「新規市場を開拓する」などの目標は全社に共有されます。しかし、時間が経つにつれて現場の業務とのつながりが見えにくくなることがあります。

その結果、管理層は「目標は伝えているのに、現場で適切な業務が実行されているか分からない」という状況になります。一方で現場では、「目の前の業務は忙しいが、それが会社の目標にどう貢献しているのか分からない」と感じながら働いています。

実はこの状態は、管理層だけ、あるいは現場だけの問題ではありません。組織全体で「目標と実際の業務内容とのつながりが見えなくなっている状態」なのです。

なぜこの問題が発生するのか

多くの組織にありがちな、以下のような項目がそれぞれ別々に管理されていることが、主な要因です。

  • 経営計画
  • 部門目標
  • プロジェクト
  • 日々のタスク

その結果、「会社の目指している方向」と「実際の業務内容」との間にギャップが生まれてしまいます。管理層は現場の状況を十分に把握できず、現場は自分たちの業務の目的や意義を見失いやすくなります。

課題解決のヒント

目標と業務をつなぐ仕組みが必要

こうした課題を解決するためには、「組織の目標と日々の業務を結び付ける仕組み」が必要です。

目標だけを共有しても、実際の業務とのつながりが見えなければ、組織全体が同じ方向を向き続けることは難しくなります。

重要なのは、会社の目標、チームの目標、プロジェクト、日々の業務が一つの流れとしてつながっていることです。例えば、会社目標→チーム目標→プロジェクト→タスクという形で関連付けることができれば、「この業務は何のためにしているのか」を誰でもたどれるようになります。

管理層は目標達成に向けた活動を俯瞰できるようになり、現場は自分の業務がどのような成果につながるのかを理解しやすくなります。

「目標と業務のつながり」を実現する方法

こうした「目標と業務のつながり」を実現するためのプラットフォームのひとつがAsanaです。Asanaは、チームや組織の業務を一元管理するワークマネジメントツールです。

Asanaは個人のタスク管理だけでなく、プロジェクト管理、チーム間の情報共有、業務プロセスの可視化、目標管理までを一つの場所で管理できます。

多くの企業では、目標はスプレッドシート、プロジェクトは別のツール、進捗報告は会議やメールといったように情報が分散しています。Asanaは、それらを一つのプラットフォーム上でつなぎ、組織全体の業務がどのように進んでいるかを見える化することを目的としています。

組織の目標と日々の業務を結び付けられる「ゴール」機能

Asanaには、組織の目標と日々の業務を結び付けるための「ゴール」機能があります。ゴール機能は、単に目標を登録するための機能ではありません。会社の目標、チームの目標、プロジェクト、タスクを関連付けることで、「どの業務がどの目標に貢献しているのか」を可視化する機能です。

例えば、会社目標→チーム目標→プロジェクト→タスクという構造を作ることで、組織の方向性と日々の業務をつなげることができます。これにより、目標と実際の業務の分断の解消を支援します。

会社の目標とそれに紐付くチームの目標や業務を可視化します

ゴール機能を使うと、上位目標と下位目標、それに関連するプロジェクトやポートフォリオ、タスクを結び付けることができます。

管理層にとってのメリット

組織全体の活動を俯瞰しやすくなる

ゴール機能によって目標とプロジェクトが結び付くと、管理層は組織全体の活動を俯瞰しやすくなります。

例えば、以下のような情報を、一つの流れとして把握できるようになります。

  • どの取り組みがどの目標に貢献しているのか
  • どこで進捗が停滞しているのか
  • どのチームがどの目標を担当しているのか

重要なのは、現場の細かな業務を管理することではありません。組織全体が目標に向かって進んでいるかを把握し、必要な支援や意思決定をしやすくなることに価値があります。

また、目標と成果のつながりが可視化されることで、評価の根拠を持ちやすくなる点も大きなメリットです。管理職はメンバーやチームを評価する際、単純な成果だけでなく、以下のようなポイントを把握しやすくなります。

ゴール機能によって把握できる成果に関連する貢献ポイント
  • どの目標に貢献したのか
  • どのような成果を生み出したのか
  • どのような活動を通じて成果につなげたのか

特に、売上のような直接的な成果だけでは測れない取り組みについても、組織目標との関連性を踏まえながら評価しやすくなることが期待できます。

目標の詳細確認画面

さらに、組織の上位レイヤーへの報告がしやすくなることもメリットの一つです。

チームや部門の活動状況を説明する際、「何をやっているか」だけでなく、「どの目標に対してどの程度進捗しているか」を示せるためです。その結果、報告のための資料作成や情報収集にかかる負担を軽減し、より具体的で説得力のある報告をしやすくなることが期待できます。

現場にとってのメリット

ゴール機能は管理層だけのための機能ではありません。現場のメンバーにとっても大きなメリットがあります。

業務の目的を理解して取り組める

日々の業務に追われていると、「なぜこの業務が必要なのか」がわからなくなることがあります。しかし、タスクやプロジェクトが目標とつながることで、「この業務は会社のどんな成果につながるのか」を理解しやすくなります。業務の背景や目的が見えるようになるため、優先順位の判断もしやすくなります。

現場の貢献を可視化できる

さらに、ゴール機能には現場の貢献を可視化するという役割もあります。例えば、以下のような取り組みは、売上のように直接成果を数値で表しにくいことがあります。

  • 業務フローの改善
  • ナレッジ整備
  • 社内教育
  • 顧客満足度向上のための活動

そのため、「頑張っているのに成果が伝わりにくい」「組織への貢献が見えづらい」という状況につながります。

数値化しづらい成果も業務の進捗度で評価が可能になります

ゴール機能を活用すると、こうした活動も組織目標との関連性を示しながら管理できます。たとえ直接売上につながる業務ではなくても、目標への貢献を可視化できます。

つまりゴール機能は、現場が会社の方向性を理解するための仕組みであると同時に、現場の取り組みや価値を組織へ伝えるための仕組みでもあります。

業務の目標への貢献が自覚できれば、業務実施へのモチベーションも上がり、それがまた結果へと結びつくという理想的なサイクルを回せるようになるでしょう。

ゴール機能の価値は目標管理ではなく目標共有

ゴール機能という名前から、「管理のための機能」「評価のための機能」という印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、管理層は組織全体の活動を理解でき、現場は業務の目的や意義を理解できることで、お互いが同じ目標に向かって進んでいることを確認できます。

組織の目標と日々の業務をつなぐことで、管理層と現場の認識を揃え、同じ方向へ進みやすくすることが、Asanaのゴール機能が持つ価値と言えます。

「自社でも同じような課題があるかもしれない」と感じた方は、まずは現状の目標管理やプロジェクト管理の状況を整理することから始めてみませんか。目標と業務のつながりが見えにくくなっていないか、進捗状況を適切に把握できているか、チーム間で認識のズレが生じていないかなど、課題は企業によってさまざまです。

Asanaは、ゴール機能を通じて管理側と現場側相互の認識合わせに役立つと考えられます。

業務課題をご相談ください

弊社では、お客様のご要望に応じて業務効率化を可能にするツールをご案内する「クラウドサービス個別相談会」を毎月開催しています。

相談会では、単にツールをご紹介するだけではなく、現在のタスク管理やプロジェクト管理の状況をお伺いしながら、どこに課題があるのか、どのような改善方法が考えられるのかを一緒に整理いたします。その上で、お客様の課題解決に向けたAsanaの具体的な活用方法についてご相談いただけます。

「何が課題なのかを整理したい」「自社に合った運用方法を知りたい」という段階の方も歓迎しておりますので、導入をご検討中の方はぜひお気軽にご参加ください。

\ さらにフカボリするなら、この資料がおすすめです! /

Asana

プロジェクト管理における、あるある課題と解決ツールのご紹介

Asanaはタスクやプロジェクトを一元管理するためのワークマネジメントツールです。タスクの作成や追加、期日設定、担当割り当てなど使いやすいUIでチームや個人の生産性を加速します。Asanaの提唱するワークマネジメントの概要資料です。

ダウンロードページへ