業務レポーティングの課題とAIで効率化する方法

多くの企業では、進捗レポートや週報・月報が、組織の意思決定を支える重要な役割を担っています。一方で、情報収集や要約、報告内容の整理には大きな負担が伴い、特に複数プロジェクトを横断する管理職ほど、その負荷は増大します。本記事では、なぜ組織にレポートが必要なのかを整理しながら、AIを活用してレポート作成・情報整理を効率化できるワークマネジメントツール「Asana」を紹介します。
Asana AIの「スマートステータス機能」により、プロジェクト情報をもとにレポートを自動生成し、報告業務の効率化や意思決定スピードの向上を実現する方法を解説します。

なぜ私たちはレポートを書き続けるのか

進捗を記載したレポートの提出・確認作業は、多くの現場で「やらなければならない仕事」として存在しています。しかし、書き手側も読み手側も、内心「結構面倒な作業だな」と思っているかもしれません。

では、なぜここまで頻繁に報告が求められるのでしょうか。
私たちの所属する組織の構造を考えた時、多くの企業や組織は、複数の階層で成り立っています。そしてそれぞれの階層は、「自分が直接見えない現実についても把握する必要がある」という共通の課題を抱えています。

レポートにより、この「見えない進捗状況」を可視化できます。

現場の週報・月報が求められる理由

まず、最も身近なものは、現場レベルのレポートです。担当者の日々の業務のすべてをマネージャーは直接確認できません。どの仕事が進み、どこで止まり、どんな問題が起きているのかを把握するためには、週報や月報が必要になります。
ここで重要なのは、レポーティングの目的が単なる記録の報告ではないことです。

例えば、マネージャーは報告を通じて次のような判断をおこないます。

  • 進捗が計画通りか
  • 支援が必要なメンバーはいるか、またそのメンバーは誰か
  • リソースの配分は適切か
  • スケジュールを修正すべきか

つまり、現場からのレポートをマネジメントの意思決定の材料にしているのです。

階層が上がるほど情報は抽象化する

レポーティングでは「情報収集」「状況整理」「要約」「再構成」が必要

マネージャー層も、さらに上層部に現状を報告する必要があります。部門長、事業責任者、経営層などもまた、現場を直接見ることができないからです。
ここでのレポートの役割は変わり、現場レベルでは「作業の進捗の把握」が目的だったことに対して、上位層では「組織全体の状況把握」に利用されます。

このようにレポートの内容は階層ごとに変わっていきますが、組織の階層が上がるほど、「レポーティング」は複雑になっていきます。

現場から提出される週報や月報は、そのまま意思決定に使える状態ではない場合が多く、担当者ごとに書き方、詳細の粒度や強調するポイント、問題の認識が違うことがあります。マネージャーは、現場から集まる粒度の異なる情報を統合し、上位層の意思決定に使える形へ要約・変換する必要があります。

つまりレポートを読む作業とは、単なる確認作業ではなく「情報を再構成して標準化する作業」でもあるのです。

さらに複数チームや案件を横断しながら、異なる優先順位を同時に管理する必要がある立場の方は、複数の情報を整理・統合し、上層部や経営層の意思決定に使える形へ要約しなければなりません。上層部や経営層が求めるのは、詳細な作業内容ではなく、「結論」「影響」「リスク」「対応方針」だからです。

レポーティングの課題

レポーティングの必要性には前述したように合理的な理由がありますが、同時に次のような課題もあります。

  • 情報収集の手間が増える
  • 要約の作業が増える
  • 同じ内容を何度も書き直す

管理職の業務が、意思決定ではなく情報処理に時間をかけるようになってしまうと、判断や問題対応、優先順位の変更が遅れてしまう可能性があります。そのため、レポーティングの負担は組織全体の意思決定の速度に影響する問題と言えます。

「必要な情報は会議で共有すればよいのでは」と考える人もいるかもしれません。 しかしレポートには、記録として残ること、比較可能であること、組織横断で共有できることなど、会話では代替しづらい役割があります。特に大規模な組織では、多数のプロジェクトを横断的に比較しながら意思決定をおこなうため、一定形式で整理された報告が必要になります。

このように、組織が大きくなるほど、報告そのものが大きな業務になってしまいます。そしてここが、多くの企業が直面している課題と捉えることができます。

ワークマネジメントツール「Asana」

ここまで、「レポート」が重要である一方で、それに割くリソースがいかに働く人の負担を増やしているかについて解説しました。
このような課題の多くは専用のツールで解決を目指すことができると考えられます。例えば、ワークマネジメントツールのAsanaは、「AIで必要な情報をまとめたレポートを作成する機能」を搭載しています。現場のメンバーから組織の管理職まで、多くの働く人が直面する「レポート」に関する業務は、AIを活用することでより効率的に進められる可能性があります。

Asana

Asanaはタスクやプロジェクトを一元管理するためのワークマネジメントツールです。タスクの作成や追加、期日設定、担当割り当てなど使いやすいUIでチームや個人の生産性を加速します。計画、プロセス、ステータスをメンバー全員がクラウド上でリアルタイムに把握できます。ワークマネジメントの『プラットフォーム』として活躍します。

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Asana AIのスマートステータス機能

Asana AIのスマートステータス機能で解決できること

AsanaはAI機能が充実しており、中でもスマートステータス機能はこれまでに述べてきたレポート作成の手間を大きく軽減できるものになっています。Asana AIによるスマートステータス機能で解決できることは、「文章を書く手間」ではなく、「情報収集、状況整理、要約、再構成」という、報告のための変換プロセスの効率化です。

Asana AIのスマートステータス機能は、組織運営で避けられない「情報整理と報告」の負担を軽減します。

ポートフォリオ

Asanaには業務を管理する大枠の単位としてプロジェクトとポートフォリオ(プロジェクトをまとめたもの)がありますが、スマートステータス機能はどちらにも適用できます。
上図のポートフォリオでは、複数のプロジェクトを横断してプロジェクトごとに進捗の確認ができるようになっています。このポートフォリオでステータスレポートを作成する例をご紹介します。

① ステータスの設定

ポートフォリオの横にあるステータスのボタンをクリックし、現在のステータスを選択します。

②「AIで下書きを作成」をクリック

現在のステータスを設定すると、レポート作成画面が表示されます。この画面では手動でレポートを作成することもできますが、「AIで下書きを作成」をクリックすると、Asana AIが下書きを自動生成します。

③ レポートの自動作成

レポートの設定画面が表示されます。「更新の下書きを作成」をクリックして、作成を完了します。

「ガイダンスを追加」から、重点的にまとめて欲しい情報について指示することもできます。

④ 自動でプロジェクトを横断したレポートが完成

プロジェクトやポートフォリオの情報を参照して、レポートが作成されます。

以上のように、スマートステータス機能を使うことでAsana上で進めてきた仕事に対して、さまざまな粒度で報告書を作成することができます。 機能に関する詳細は下記公式ヘルプページもご参照ください。

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