【Asana利用者の方へ】StarterからAdvancedに切り替えると何が変わる?移行メリットをご紹介
企業の業務効率化やタスクの「見える化」を支えるクラウド型タスク管理ツール「Asana」。現在、Starterプランを導入し、チーム内でのタスク進行や期日管理がスムーズになってきたという企業様も多いのではないでしょうか。
しかし、ツールの活用が進み、プロジェクトの数や関わるメンバーが増えてくると、「今のプランのままでいいのだろうか」「さらに組織全体の効率を上げる方法はないか?」と、プランの見直しを検討するタイミングが訪れます。
そこで本記事では、ワンランク上の「Advancedプラン」へ移行することで、チームや組織の生産性がどのように向上するのか、具体的な移行メリットや活用シーンを分かりやすく解説します。
StarterとAdvancedの違いは?【本質的な違いを解説】
AsanaのStarterプランとAdvancedプランの最も本質的な違いは、「管理の対象が『個々のプロジェクト』から『組織全体の仕事(全体最適)』に変わる点」にあります。
Starterプラン
現場が目の前の仕事を回すためのツール
タスク、期日、自動化、フォームなど、現場の実行力を高める機能が中心です。チーム単体でプロジェクトを進行管理するには十分な機能を備えています。
Advancedプラン
マネジメント層が組織全体を俯瞰し、戦略と実行をつなぐためのツール
複数部門にまたがる業務や、企業目標のポートフォリオを管理するための機能が解放されます。
以上のことから、Advancedプランに移行することで、マネジメント層は次の3つの問いにいつでも即答できるようになります。
- 「全体として、きちんと経営目標に向かって進んでいるか?」
- 「複数のプロジェクトを横断して、どこにリスクや遅延があるか?」
- 「この仕事は正式に承認された状態か?誰の判断で進んでいるか?」
Asana Advancedプランの具体的な活用例は?【3つのユースケース】
「Advancedプランを導入すると、具体的に業務がどう変わるのか」をイメージしやすいよう、3つの職種・シーン別の活用例をご紹介します。
例1:マーケティング部門(複数キャンペーンの同時進行)
SNS広告、イベント、コンテンツ制作など、5〜10個のキャンペーンが同時に走っている場合、Starterプランでは各プロジェクトの進捗はバラバラに見えてしまい、「今四半期の全キャンペーンを合計して、リード獲得目標に対してどこまで進んでいるか」は手動で集計しなければなりません。
Advancedプランなら、「ポートフォリオ機能」で全キャンペーンを一覧でき、ステータスやタスクの進捗率、マイルストーンの進捗をリアルタイムで確認できます。
また「ダッシュボード機能」で複数のキャンペーンを横断した自動集計や、「ゴール機能」で目標リード獲得件数に連動しているキャンペーンを紐付け、キャンペーン全体の進捗率を確認することができます。
ポートフォリオのダッシュボードとゴール機能
また「ダッシュボード機能」で複数のキャンペーンを横断した自動集計や、「ゴール機能」で目標リード獲得件数に連動しているキャンペーンを紐付け、キャンペーン全体の進捗率を確認することができます。
ゴール機能の紹介記事「管理層と現場をつなぐ目的共有の仕組みとは」を詳しく見るarrow_circle_right
例2:プロジェクトの予算・工数管理(数式カスタムフィールド機能)
各タスクの「予定工数」と「実績工数」をAsanaに入力していても、「あと何時間残っているか」「予算に対して今いくらコストがかかっているか」を知るためには、一度Excelやスプレッドシートに書き出して関数を組む必要がありました。
Advancedの「数式機能」なら、カスタムフィールドに【 予定工数 ➖ 実績工数 = 残り工数 】といった計算式をセットしておくだけで、タスクが動くたびに画面内でリアルタイムに自動計算されます。手集計の不毛な時間がなくなり、予算オーバーの兆候にもいち早く気づけるようになります。
例3:受託開発・代理店(複数クライアント案件+成果物承認)
デザインやコンテンツを納品するたびに、メールやチャットツールで「これでOKですか?」とやり取りしていると、確認漏れや先祖返りが起きがちです。
Advancedの「承認リクエスト」機能を使えば、タスクを承認タスクに設定するだけで、正式な承認フローをAsana内で完結できます。承認者はタスク上で「承認」か「差し戻し」か「却下」かを選ぶことができ、結果は依頼者に自動で通知されます。
承認リクエストはウェブ版やモバイル版の両方で使用可能で、サブタスクも承認リクエストを適用することが可能です。誰が・いつ承認したかがタスクの履歴として自動的に記録されるため、「言った言わない」のトラブルを未然に防ぐことができます。
Advancedプランへの移行で叶える「機能メリット一覧」
活用例のほかにも、組織の生産性を底上げする強力な機能が多数追加されます。
- ワークロード(稼働状況の見える化)
プロジェクトを横断してメンバーの「リアルな稼働状況(負荷)」を可視化。特定の人への業務の偏りを防ぎ、適切なタスクの再分配を可能にします。
- 外部のBIツール連携
Salesforce、Tableau、Power BIなどの主要ツールとデータ連携し、複数のワークストリームのデータを一元的に分析・レポート化できます。
- 生成AI(AIスタジオ)の増量:
請求アカウントごとのAIスタジオクレジットが月間50,000から75,000クレジットに増量され、AIの活用幅が広がります。
一目でわかる:StarterとAdvancedの違い比較表
「単一プロジェクトの管理」から「組織の仕事全体を経営する」ための移行において、料金や機能の主な違いをまとめました。
| 機能・要素 | Starterプラン | Advancedプラン |
|---|---|---|
| 料金 | 14,400円/年(1ユーザー) | 32,400円/年(1ユーザー) |
| 主な対象ユーザー像 | プロジェクトの進捗を管理するチーム | 複数チーム・目標を横断管理する企業 |
| 複数プロジェクト管理 | 単一プロジェクトの管理のみ ※プロジェクトを横断した管理は不可 |
ポートフォリオ機能(一元管理) |
| 目標・KPI管理 | 基本的なタスク管理のみ | ゴール機能(組織目標との連携) |
| リソース(工数)管理 | ×(利用不可) | ワークロード管理(負荷の可視化) |
| 自動計算・集計 | ×(利用不可) | 数式機能・タイムトラッキング |
| スマートフォーム | 基本的なフォームのみ | フォームのブランチ機能(条件分岐) |
| 外部連携・自動化 | 基本的な連携、AI 5万クレジット | BIツール連携、AI 7.5万クレジット |
まとめ:自社にとってAdvancedへの投資は「回収」できるか?
Advancedへのアップグレードが本当に「良い」と言えるのは、単一プロジェクトの管理では見えない「全体最適の視点」が必要になったときです。以下の3つのチェックリストのうち、1つでも当てはまるものがあれば、Advancedへの投資は十分に回収することができます。
- 「複数プロジェクトを横断して報告する場面が月に何度もある」
- 「経営層やクライアントに正式な承認プロセスを見せる必要がある」
- 「部門をまたいだ目標(OKRなど)を数値で追跡したい」
プランの切り替えは、現在使用している既存のプロジェクトデータやタスクをすべて維持したまま、スムーズにおこなえます。
「自社の今の規模や課題に対して、どちらのプランが本当に最適か」「Advancedプランの実際の画面を見てみたい」という方は、ぜひお気軽に弊社までご相談ください。貴社に最適なプラン選定をサポートいたします。
弊社では、お客様のご要望に応じて業務効率化を支援するツールをご案内する「クラウドサービス個別相談会」を毎月開催しています。
相談会では、単にツールをご紹介するだけではなく、現在のタスク管理やプロジェクト管理などの業務における利用状況をお伺いしながら、どこに課題があるのか、どのような改善方法が考えられるのかを一緒に整理いたします。
その上で、お客様の課題解決に向けたAsanaの具体的な活用方法や最適なプランについてご提案させていただきます。
「何が課題なのかを整理したい」「自社に合った運用方法を知りたい」という段階の方も歓迎しておりますので、導入をご検討中の方はぜひお気軽にご参加ください。