Mac導入事例 昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校

生徒が使用するデバイスをMacへ移行。活用研修との相乗効果で、課題解決能力を育むクリエイティブな授業を実現

昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校様は、「世の光となろう(Be a Light to the World)」を建学の精神とし、心と知性と教養を備えた女性の育成を重視する中高一貫の女子校です。
同校では、生徒が使用するデバイスとしてMacBook Airを採用するとともに、「教員向けiPad・Mac活用研修」を、Mac活用研修として生徒向けにカスタマイズした上でTooから導入されました。その背景や効果について、ICT教育を推進する、小川諒大様と栗田一誠様に伺いました。

導入経緯

DXハイスクール採択校として生徒が自ら問いを立てる力を育成

小川様(以下、敬称略):
情報の授業と校内のICT管理を担当しています。本校は2024年にDXハイスクールに採択され、高校2年生の学校設定科目として「データサイエンス演習」を設置しました。社会問題などを題材にしたデータを読み解き、仮説の検証をおこない、アウトプットとして簡単な情報システムを開発することもあります。

栗田様(以下、敬称略):
私も情報の授業を担当しながら、ICT委員会としてデバイスの修理対応や活用支援をおこなっています。近年は予測の難しいVUCA時代と言われますが、授業では正解がない問いに対して、生徒自ら解決策を見つけていく姿勢を大切にし、卒業後も役立つ力を身につけることを目指しています。

MacBook Airへの移行によって生徒のクリエイティビティを引き出す

小川:
本校ではこれまで、生徒1人1台の他社製PCを使用していました。しかし、故障が多く修理に3週間以上かかることもあり、代替機が慢性的に不足していました。OSの制約でアドビ製品などのクリエイティブツールが使えないことや、バッテリーの持ちの悪さも課題でした。

近年はデバイス価格が高騰し、どのデバイスでもMacBook Airとの価格差が小さくなっています。生徒の可能性を広げるためにも、クリエイティブな授業に向いているMacへの切り替えを検討しました。

栗田:
Macの導入が叶えば、例えばAirDropの活用などで、データやデバイスの連携がスムーズになり仕事が進めやすくなると感じました。一方で、Macに苦手意識を持つ教員のフォローが十分にできるのかという懸念もありました。

小川:
そのような折に、デバイスの導入だけでなくサポートが充実しているTooを知りました。MacBook Airへの切り替えにあたって、基本的な操作を習得する必要があると考え、教員・生徒向けのMac活用研修もTooから導入しました。中学生は1人1台MacBook Airを導入し、高校生は希望制で購入しています。

導入効果

授業効率とデバイス管理の体制が向上。学びの基盤が整った

小川:
本校ではGoogle Classroomを中心に、OSに依存しない授業環境を整えていたことで、MacBook Airへの移行に伴う環境整備の負担は大きくありませんでした。導入してから1年未満ですが、デバイスの起動速度やバッテリーの持ちなどのハード面は快適で、生徒もストレスなく使用しています。ICTを推進する立場として非常にありがたいです。

栗田:
効率的で正しいデータ入力の基礎を身につけるためにも、中学生のうちからPCに触れてキーボード入力を定着させることは重要です。以前導入していたPCはネットワークへの接続が必須だったこともあり、接続が不安定になるとスマートフォンを使ったり、フリック入力や画面タッチでの操作に頼ったりしがちでした。MacBook Airならネットワークに依存しない上、必要なツールが無料の純正アプリとして揃っていることから1台で作業が完結し、必然的にキーボードを使う機会が増えました。

小川:
デバイスの管理も改善されました。以前は、生徒が自分でキッティングしていたため設定がバラバラで、アプリ1つインストールするにも時間がかかっていました。現在は、 Appleデバイスに特化したMDM「Jamf Pro」を活用することで、設定やアプリの配信を一括対応できるようになり、整備された環境で授業ができています。

クリエイティブな精神を育むためにはMacが最適

小川:
総合的な探究の授業とも相性が良いです。本校では「つくる」を最上位目標に掲げ、ものづくりから企画づくり、組織づくりまで、幅広いクリエイティブの精神を大切にしています。デザイン性の高いMacを持つだけで生徒は嬉しいようで、積極的な活用につながっています。機能面でも、解像度の高いディスプレイや処理速度の速さなど、クリエイティブを後押しする要素が揃っています。

Mac導入後はOSの制限がなくなり、アドビ製品やCanvaを本格的に使えるようになりました。After Effectsでアニメーションを作る生徒や、IllustratorやPhotoshopを使いこなす生徒も増え、生徒それぞれの興味や得意を伸ばしやすくなったと思います。

また、本校には、DXハイスクール事業の一環として2024年に整備された、デジタルファブリケーションラボ「つくらぼ」があり、3Dプリンターやレーザーカッター、iMacなど、多様なツールが揃っています。

栗田:
つくらぼには他のOSのデバイスも置いていますが、Macを手に取って活動している生徒が多い印象です。操作性の良さや使用できるアプリの充実度合いなどが、生徒を惹きつけているのだと思います。

小川:
最近は有志でものづくりを楽しむ団体が生まれ、生徒の自発的な活動が増えています。3Dプリンターで使用するデータをMacで作成し、AirDropでスムーズに共有する姿も見え、データの確認や出力前のアドバイスもスピーディーになりました。

基本操作から実践的な内容までを学べるカスタム型のMac研修

小川:
本校の要望に合わせて「教員向けiPad・Mac活用研修」を柔軟にカスタマイズし、生徒向けのMac活用研修を実施してもらいました。電源の入れ方や文字の入力方法などの基本操作から、Pagesを使った振り返りシートの作成、Keynoteを使ったスライド作りまで、段階的に取り組みました。

iPhoneやiPadに慣れている生徒が多く、操作は想像以上にスムーズでした。生徒同士で教え合う様子も見られ、スキルを高める場にもなっていました。Keynoteのアニメーション機能「マジックムーブ」が特に人気で、資料作りによく使われています。

今回の内容は、生徒全員が身につけるべき基本スキルであり、分からないことをその場で質問できる対面形式の研修は非常に有効でした。

これから

故障件数は体感で1/3以下に。生徒と教員ともにMac活用の幅を広げたい

小川:
Mac用修理保証サービス「Tooあんしんパック」にも助けられています。Tooの修理対応はとても速く、代替機が尽きることなく運用できています。以前は毎日のように故障対応に追われていましたが、故障の件数は体感で1/3以下に減っています。その分の時間を、ICT教育の次のステップを考えることに注力できるようになったと感じています。

栗田:
今後は、例えばSwiftを活用してアプリを作るなど、MacBook Air活用の幅を広げたいです。生徒には、目的を実現するための一つの手段としてプログラミングのスキルを捉えてもらいたいです。

小川:
生徒だけでなく、教員もMacを使える環境を整えていきたいと考えています。Macには無料で使用できるアプリが豊富に揃っているので、自由にものづくりに取り組める場をさらに広げていきたいです。

昭和女子大学附属昭和中学校・高等学校

昭和女子大学の附属学校として、未来を担う女性を育成します。一人ひとりの個性と可能性を伸ばすために「本科」「グローバル」「スーパーサイエンス」の3つのコースを軸に、課題解決に必要なマインドを総合的に身につけていきます。
住所:〒154-8533 東京都世⽥⾕区太⼦堂1-7-57
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※記載の内容は2026年2月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。


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