Apple Vision Proで展示会ブースの中に入ってみた!3Dデータを実寸でレビューした体験談

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    空間デザインのレビューが変わるかもしれない

    Apple Vision Pro を法人向けに販売しているTooですが、自社内でも「業務で活用できる可能性はあるのか?」という視点で、いくつかの使い方を検証しています。
    その中でも特に面白かったのが、展示会ブースの3DデータをVision Proで体験するという使い方でした。

    展示会の設計やレイアウト確認では、通常は図面やレンダリング画像、PC上の3Dビューなどを使って空間を確認します。しかしVision Proを使うと、展示ブースの中に入り込むという、これまでとは少し違った形で空間を確認することができました。

    今回はその体験を少し紹介してみたいと思います。

    3DデータをApple Vision Proで投影する

    今回は4月にTooが出展する予定のJapan IT Week 2026 春で実際に施工するブースを例に紹介します。
    ブース施工は外部業者に依頼しており、設計ファイルとしてGLB形式の3Dデータを受け取っていました。普段であれば、その3DデータをPC上で確認することが多いのですが、今回はそれをApple Vision Proで表示してみることに。

    3Dデータのイメージ

    まず、GLB形式のファイルはそのままVision Proに送ることができないので、Macのプレビューアプリで開き、USDZ形式に変換します。あとは同じApple AccountにログインしたMacとVision Pro間でAirDropをするだけ。

    Vision Proに転送された3Dデータはファイルアプリに保存されます。デフォルトのビューアーでデータを開くと、目の前に展示会ブースが出現するので、ドラッグで好きな位置に配置します。なるべく障害物のない広いスペースに配置するのがおすすめです。

    ブース配置の様子

    縮尺が小さく表示されている際は、100%の拡大表示にする必要があります。実際の地面と展示会ブースの底面が一致するように配置することで、実際に展示会場へ立ったような状態が作り出せました。

    Apple Vision Proで展示ブースに入り込む

    実際に展示ブースの3Dデータが配置できたら、その中へ入り込んでみます。
    Apple Vision Proは解像度の高さと没入感に強みがあるので、目の前にあるブースはリアルで見た感覚そのものです。また、一度配置したオブジェクトの位置関係も動きにくいため、固定した位置から中に入り込むことができます。

    壁面のテキストや装飾の精密さもバッチリです。看板の裏側や、ストックルームまで覗けることは驚きでした。

    Vision Pro特有の体験として、
    ・来場者の動線を想像して、ブースの中を歩きながら視点を動かす
    ・立った状態で、看板や各種オブジェクトへの距離感を確かめる
    ・通路やブース内など、特定の地点からの展示パネルやモニターの見え方(文字のサイズまで)を評価する
    といったことができます。

    特に、「実寸のスケール感を自身の体を使って直感的に理解できる」ことはVision Proでのレビューの強みになりそうです。
    例えば、「通路幅は十分か」「モニターサイズは適切か」「来場者が立つスペースは確保されているか」といった点が、実際に空間の中に立っている感覚で確認できます。今回Tooは商談スペースを初めて作ってみたのですが、実際にしゃがみ込むことで座った視点のイメージを持つこともできました。

    商談席からの視界

    実際の現実空間も並行して表示されるので、障害物に当たる危険性も低く、センサーによる深度計測で自分の手が壁にめり込むほど精密な計測ができているのは驚きでした。また、障害物に近づいた際は、「後ろに下がってください」というアラートが出ることも。
    Apple製品同士であればデータ連係も手軽で、転送後はVision Pro単体で(ローカルでも)データを確認できるのは嬉しい点です。

    モニターの中の3Dデータは、どうしても画面サイズより小さく見えてしまいますが、Vision Proの3Dデータは実寸で自身より大きく見えるため、什器やレイアウトから受ける印象も変わってきます。
    実際にその空間の中に自分が立っているような感覚で確認できるのが、とても新鮮で直感的な経験でした。

    3Dデータの作成と複数人レビューの展望

    今回は施工会社から受け取った3Dデータを使用しましたが、今後は社内で3Dデータを作るところから試してみる予定です。

    データ制作から運用まで社内で試してみることで、
    ・どのツールや形式が使いやすいか
    ・どの粒度まで詰めればデザイン合意に至れるか
    ・実際の業務フローに組み込めるか
    といった点も見えてきそうです。

    また、現状はデフォルトのビューアーで3Dデータを開いている状態なので、複数人で同時にデザインレビューをすることができません。
    同じファイルを同時に閲覧できれば、「ここ少し狭いかもしれない」「このパネル、もう少し高さを上げた方が見やすそう」といった話も、実際にその位置に立って、指差しで確認できるため、認識の共有が早くなりそうです。

    まだ実験段階ではありますが、社内でもいろいろ試しながら、業務での活用方法を探っていきたいと思います。

    空間デザインにおけるApple Vision Proの可能性

    今回の体験は、展示会ブースという「一点もので単価も高く、実寸でのモックアップが難しい制作物」のデザイン合意において、Apple Vision Proが力を発揮する可能性を感じさせました。「実際に施工してみたらイメージと違った」ということにならないよう、制作会社とクライアントで事前にイメージを共有することができそうです。

    展示会の他にも、体験イベントやショールームなど、空間を実寸で表示させることでイメージが近づくユースケースが存在します。また、工場の機械や設備、自動車、家具・家電、内装など、特定の空間に配置する製品や装飾のシミュレーションにおいて、Vision Proの活用可能性は広がってきています。

    Apple Vision Pro 企業導入を解説!導入ステップ、管理、関連パートナー紹介まで。 | Apple ブログ | Apple | 株式会社Too通常リンク

    Vision Proはまだ新しいデバイスですが、今回体験してみて感じたのは、空間デザインとの相性がかなりよいということでした。「空間デザインレビュー = その空間の中に立つこと」を意味するようになる時代も近いかもしれません。

    今回の記事でVision Proの空間レビュー体験に興味を持たれた方は、ぜひ一緒に最適な活用方法を考えてみませんか?現状、法人向けの唯一の販売店であるTooにお気軽にご相談ください。

    記事は2026年3月31日現在の内容です。

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