Tooは、創業100年を超える歴史を持ちながら、社員が活き活きと働ける組織文化へのアップデートを続けてきました。社員一人ひとりが主体的にキャリアを考え、自律的に学べる環境づくりを重視し、日々の挑戦や不安を受け止める1on1の実施や、社内でのキャリアチェンジを自ら希望できる仕組みの運用、学習システムの導入、業務に関わる資格取得の補助制度などの環境を整えています。
3月13日(金)にタレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供する株式会社カオナビ主催のセミナー『組織を動かす「キャリア自律」の実行策~創業100年企業が実践する自律・自走型人材を育成するための人事戦略~』が開催され、Tooと株式会社グロービスが登壇しました。
今回Tooは、創業100年を超える歴史を持ちながら、「キャリア自律」の実践をリードする企業として登壇し、 HRデザイン部 ゼネラルマネージャーの相庭がその具体的な事例を紹介しました。
内容をダイジェストでお届けします。
営業から人事へキャリアチェンジ
相庭:私は、2006年に入社後、営業としてキャリアをスタートし、2020年に人事へとキャリアチェンジしました。営業の仕事には強い愛着があり、当初は人事への異動提案を断ったほどです。しかし、「組織全体の営業能力底上げ」というテーマには以前から関心があり、人事という立場で関わることで、より大きな影響力を持って取り組めると考え、挑戦を決意しました。
キャリア自律とTooの取り組み
相庭:Tooでは、個々のキャリア自律を重視しています。従来の終身雇用モデルでは「会社の中でどう働くか」が前提でしたが、現在は個人が主体的にキャリアを選択する時代へと変化しています。そのため、企業には一方的にキャリアを決めるのではなく、個人の成長機会を設計・提供する役割が求められています。
その考えのもと、Tooでは「100人100通り」の働き方を尊重しています。例えば、地方で子育てをしながらリモート勤務するマネージャーや、副業で教員として働く社員など、多様なキャリアの実現を支援しています。
新卒採用においては、あえて総合職採用を継続しています。ジョブ型のキャリアを選択することで、内定後の価値観の変化によって入社前にアンマッチとなってしまうことを防ぐためです。入社後は約1か月半の研修を通じて適性と志向を見極め、本人の意思とすり合わせながら配属を決定しています。
<関連ブログ> Tooの新入社員配属について。新入社員の目線で解説!
さらに、入社後3年目まで年1回のフォローアップ研修を実施しています。ライフラインチャートなどを活用し、モチベーションの変化やその要因を整理することで、自分の価値観や意思決定の軸を明確にするようなワークを行います。
また、業務の振り返りや同期の挑戦の共有、新規事業の企画など、日常業務に追われて視野が狭くなりがちな状態から一度離れ、個人のキャリアや会社のビジネスを客観的に見つめられる時間を意図的に作り出しています。
ひらかれた学習機会とキャリア支援
相庭:Tooが大切にしている「ホスピタリティ・透明性・風通し」という価値観は、キャリア支援にも反映されています。例えば、カオナビの「ラーニングライブラリ」という機能を活用し、学習コンテンツを全社に公開することで、誰もが自由に学べる環境を整えています。
また、キャリア希望シートや1on1面談を通じて、社員が意思を表明しやすい仕組みも構築しています。定期的な対話と記録を通じて、個人のキャリアをチームで支援する体制を整えています。
<関連ブログ>挑戦を支え、共に成長する。私たちが大切にしている“チームで育つ”文化
マネジメント意識の改革
相庭:キャリア自律を支えるためには、マネジメント層の意識改革も不可欠です。2024年からは「マネジメントハンドブック」を作成し、全社に公開しています。マネジメントは正解がなく属人的になりがちな領域ですが、会社の価値観や目指す方向性と結びつけることで、判断軸をある程度統一しています。役職に関係なく閲覧できることで、組織全体の目線合わせにもつながっています。
キャリア自律のきっかけを設計する
相庭:自身の経験から、キャリアは必ずしも自発的な選択だけでなく、他者からの提案など偶発的なきっかけによって広がることを実感しています。そのうえで、キャリア自律を促しながらも、そうした「きっかけ」をどのように設計するかが今後の課題です。変化の激しい時代の中で、より良い支援のあり方を模索し続けていきたいと考えています。
このように、Tooでは、個と組織の成長の両立を目指し、個人のキャリアを尊重しながら業務を進められる体制づくりを目指しています。こうした考えに共感いただける方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
ブログでは、社内の取り組みからビジネスの側面まで、日々の多様な活動を発信しています。記事を通して、Tooのカルチャーの一端に触れていただけたら嬉しいです。








