こんにちは!2025年4月に入社した石井、佐藤、中村、村上です。
このブログでは、就職活動を行っているみなさんに向けて、研修期間中に新人たちが行うイベントについてお伝えしたいと思います。
突然ですが、「新人研修」と聞いて皆さんはどのようなことをイメージしますか?
私たちTooグループでは普段から、アウトプットを意識した研修を行っています。
インプットだけでは「わかったつもり」で終わることが多く、アウトプットを通じて本当の理解に近づくことができることを実感する毎日です。
ここでは、研修の一部としてアウトプットの集大成でもある「新人による会社説明会」を紹介します。

新人研修の成果を発表する場としての社内向け「会社説明会」
1ヶ月半の研修期間の中で、新人たちは社内の「ホスピタリティ・透明性・風通し」を大事にする文化、事業や考え方についての知識を深めています。そして、そうした学びを自分たちの視点で改めて整理し、他者に伝えるプロセスを通じて新たな気づきや成長を実感しています。
この「会社説明会」は発表だけでなく企画、運営のすべてを一から新人が考えるため、スクリーンに映し出す資料作成、参加者への告知、インタビューさせていただく方へのアポイントメント、当日のカメラワークなど検討が必要なことが多く、そのたびに同期メンバーで話し合いを重ねました。
またこのイベントは、社外の方に向けての会社説明会とは違い、新人の目線で“自分が理解しているTooグループ”を先輩社員に向けてプレゼンテーションします。研修で得た学びを掘り下げ、各チームが創意工夫を凝らして発表内容を構築するという趣旨のもと、どのようなテーマでプレゼンテーションしたら相手は飽きずに聞いていられるか、そのためにどのような視点で情報をまとめるべきなのか、といった課題点を全員で相談しながらイベントを作っていきました。
もう一つ苦労したのは時間配分です。説明会の中に休憩時間を組み込むかどうかや各チーム準備時間の幕間はどのように魅せるか、役割をどのように分担するかといった実践的な調整も重要です。特にチームでの発表となると、メンバー間での意思疎通や目的の統一は欠かせません。全体の流れが形になるまでに思い通りに進まないこともありましたが、話し合いの中でそれを乗り越えることで達成感を得られることができました。
さらに、準備中には他チームの発表からヒントを得たり、技術的な工夫を話し合ったりすることで、全体のレベルを引き上げることができたように思います。
このように、新人たちが研修で培った学びをアウトプットしながら成長していく機会として、会社説明会は大きな意味を持っています。多くの先輩にもご協力いただき、課題を乗り越えながら一つのプロジェクトを完成させる経験は、私たち新人にとって今後の社会人生活に役立つ貴重な体験となりました。
悩んで、話して、気づいたこと。新人イベントテーマ決定の壁
私たちのチームは最終的に
「Tooグループの素敵なところはVMV(Vision・Mission・Value)に繋がっている」
というテーマで発表することになりましたが、決定するまでには色々な案が挙がりました。
最初に考えたテーマは「新社会人になってから感じたギャップ」。しかし、書き出してみると、どの視点にフォーカスするか、そして最終的に何を伝えたいのか、チーム全員で大いに悩みました。何を伝えたらいいのか、テーマによってメッセージが大きく変わってしまうため、意見をまとめる作業にはかなりのエネルギーが必要でした。
方向性が定まらず何度も話し合いを重ねるうちに、「そもそも、ここに出た意見をまとめると私たちは何を言いたいのか?」と、原点に立ち返ることにしました。そこから見えてきたのは、Tooの環境や日々の研修、働きやすさが、すべて会社のVMVにしっかりと繋がっているということでした。
入社後の生活の中で、単なる「働きやすい会社」ではなく、「理念に基づいた行動」が根付いているからこそ、私たちは安心して働けているのだと実感していたのです。
また、テーマ決めのプロセスを通じて、チーム内でのコミュニケーションの大切さを改めて感じました。意見をすり合わせる過程は決して簡単ではありませんでしたが、だからこそ、最後に「これだ!」と全員で一つのテーマにたどり着けたときは大きな達成感がありました。
振り返ると、テーマ決めに苦戦した時間こそが、私たちのチームワークを深める貴重なプロセスだったと感じています。
これからも「Tooグループらしさ」を意識しながら、試行錯誤して仲間と一緒に成長していきたいと思います。
イベント当日について
当日は、午前中に研修を受け、午後からリハーサルと準備を行い、本番を迎えました。 イベント開始時間が近づくにつれて、少しずつドキドキした雰囲気が漂っていったのを覚えています。
リハーサルでは、前日に確認できなかった流れも含め、全体の通し練習を行い、その中でカメラワークや音量調整、中継のチェックも実施しました。
このイベントはリアルとオンラインのハイブリッドで行いましたが、中継の音声がうまく通らないトラブルが発生。代替案の検討や、協力をお願いしていた先輩方に急いで連絡を取る場面もあり、同期メンバーの間に少し緊張した空気が流れました。
最終的には、先輩方のサポートのおかげで本番15分前に中継が可能となりましたが、ほかの部分は十分に通し練習ができないまま本番に臨むことになり、より不安が高まってしまいました。
また本番が始まると、緊張から顔がこわばったり、原稿に集中するあまりカメラを見られないメンバーもいましたが、そんな中、会場にいたメンバーがカンペでフォローをするなど、リアルタイムで改善しながら進行できたことはチームワークの成果でとても良かったと思います。

本番中もマイクのトラブルもありましたが、それぞれが臨機応変に対応できたため、大きな問題には至りませんでした。これは事前の練習や準備をしっかり重ねてきた成果だと感じています。
中継も本番では無事に成功し、「こんなこともできるんだ!」と驚いていただける場面もあり、新人なりに全力を尽くした姿を伝えることができたのではないかと思います。
また、一部使用していたツールの不具合がありましたが、こちらもその場で柔軟に対応し、大きな混乱なく進行することができ、ほっとしました。
イベントを通じての学び・感想
今回のイベントを振り返ると複数のタスクを並行して進める中で、マルチタスクへの対応力を高めると同時に、議事録作成や重要事項の共有など、必要な役割を自ら見つけ率先して動く力を養うことができたと思います。特に議事録の作成は連絡事項やチーム内における役割の所在、仕事の進行具合を記録します。これにより、進行をスムーズにしてチーム内の一体感やホスピタリティを高めることができました。
また、仕事を依頼した際や、依頼された仕事が完了した際には必ず感謝を直接伝えることを心がけ、思いやりを意識したコミュニケーションも実践できました。タスクを一つひとつ乗り越えていく中で、チームの一体感が生まれ、共に働く喜びを強く感じることができたのは大きな収穫です。
当日、私たちのチームは発表時間が想定よりも早く終わってしまう場面がありましたが、アドリブでインタビューをより深掘りする形に切り替え、新人の魅力をより伝えることができました。突発的な事態にもチーム全体で冷静に対応し、無事に乗り切れたことで大きな達成感と満足感を得ることができました。
一方で、先輩方への依頼に関しての連絡が遅くなってしまったり、同期メンバーへの作成資料のファイル形式について共有ができていなかったりと、イベント直前で慌てる場面があったことは反省点です。今後は、些細なことでも記録を残し早めに行動すること、また事前に決めるべき事項を整理し共有する習慣を徹底していきたいと考えています。
さらに、時間が押して焦った場面では感情的になりかけたため、どんな状況でも冷静さを保ち前向きな声かけを意識することで、チームを支えられる存在になりたいと思います。
イベントを通して、チームの運営の大変さを学び全体の進行を同時に担当するという、とても貴重な経験を積むことができました。 今回のイベント運営で得た大きな学びを今後の業務にも生かせるよう、配属後も意識して行動していきたいと思います。