ネットワークライセンスとは、標準ではPCに固定される 3ds Max のライセンスを、ライセンスサーバに管理させることによってフローティングライセンスとしてご利用いただける機能です。
お持ちのライセンス数の範囲内であればネットワーク接続されたクライアントPCでライセンスを取得できますので、使用する可能性のあるPC全てのために 3ds Max を購入する必要がなく、同時起動する必要がある数量だけ購入すれば済みます。
ネットワークライセンスを導入することにより、重要な資産である 3ds Max のライセンスを安全に管理できます。各クライアントPCにはライセンスが無くサーバで一括管理されておりますので、クライアントPCの障害によって 3ds Max のライセンスが一時的に使用不能になるトラブルを未然に防ぐことができます。また、同じライセンスサーバで発行される 3ds Max のシリアルナンバーが統一されますので、管理業務の面からも効率的に運用できます。
3ds Max をご利用いただけるPCはライセンスサーバにネットワーク接続されたものに限られますが、ライセンス借用システムを使用することにより、ノートPCなど一時的にネットワークから外れるPCでも 3ds Max を利用することができます。
3ds Max のネットワークライセンスを使用するためには、3ds Max アプリケーションの他に、Network License Activation (NLA) をご購入いただく必要があります。
例えば下図のように、社内に9台のクライアントPCがあり 3ds Max と NLA を5本所有しているユーザを例にとります。
ユーザは9台全てのクライアントPCに、3ds Max をネットワークライセンス版としてインストールすることができます。
ライセンスサーバでは Autodesk Network License Manager により 3ds Max のライセンスが5ライセンス分発行されており、LANで接続されたクライアントPCで同時に最大5台まで 3ds Max を起動することができます。残りの4台のクライアントPCでは、既に使用中のユーザが 3ds Max を終了するのを待って、交代で 3ds Max を起動することができます。
クライアントPCがクラッシュしてしまった場合でも他のPCで 3ds Max を起動できるので、PCにライセンスが固定されるスタンドアロンライセンスと異なり、ライセンス数限度まで常に 3ds Max を使用できます。また、ハードウェア交換の場合なども、3ds Max ライセンスが一時使用不可能になることがありません。
FlexLM とは、スタンドアロン製品のソフトウェアロック (SafeCast) に替わるライセンスシステムで、GLOBEtrotter Software社の製品名です。このライセンスシステムを使用するには、Network License Activation (NLA) という移行権利を購入する必要があります。
3ds Max のライセンス数1本につき、NLA (FlexLMへの移行権利) を1本購入できます。
FlexLM の最大の利点は、ソフトウェアライセンスを特定のマシンに固定するのではなく、ネットワーク上の任意のマシンで使用(フロート)できることです。フローティングライセンシングは、ユーザーとライセンス管理者の両方に利点があります。ユーザーは、少ないライセンスをネットワーク上で共有することで、より効果的にライセンスを使用できます。
ライセンス管理者は、アプリケーションを使用するユーザーと、使用可能なライセンスをコントロールできます。(Windows OSによって、同時接続数に制限があります。10台以上の同時使用を行う場合にはServer OSを使用します)
また、同じライセンスサーバから発行される同じバージョンの 3ds Max ライセンスは、全て同じシリアルナンバーになります。ライセンスサーバによって使用可能なライセンス数が決定されますので、ライセンス管理者の負担は少なくて済みます。
ライセンスはネットワークカードのMACアドレス(物理アドレス) に依存するので、PCIスロット等で増設したネットワークカードでライセンスを取得していれば、サーバが壊れてもネットワークカードを移植する事で復旧できます。