現在のアニメーション制作では、3DCGによる表現の重要性は非常に高くなっています。
立体感のある背景や、細かい描写が必要なメカ、リアルな表現の水の流れなど、アニメーション制作で様々な表現が求められるときに、3DCGが力を発揮します。
どんな表現をしたいか、最終的にどんなものを作りたいかによって、使用するツールも変わってきます。
Tooでは、様々なCGツールのご提案が可能です。
ここでは以下の内容を紹介していきます
- アニメ業界におけるTooの取り組み
- アニメーション制作工程
- アニメ業界で使用されているソフト一覧
アニメ業界におけるTooの取り組み
①あにつく
これからのアニメーション制作を目指す次世代、アニメファンの方々までを対象に、アニメを作る楽しさと、その手法として2D作画ソフトの運用や3Dアニメーション技術の紹介から、作品のメインキングとマーケットアピール、人材発掘、育成までを目的としたアニメーション制作技術に関する総合イベントです。

©ABC-A 東映アニメーション

©創通・サンライズ

©馬場翁・輝竜司/KADOKAWA/蜘蛛ですが、なにか?製作委員会

©シキザクラ 製作委員会

©ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会

©プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所Z・TX

「あにつく2021」は3日間にわたり13個のオンラインセッションを実施し、過去最多申込数を記録しました。
私たちTooは3DCG制作ソフトウェアの販売や制作環境の構築などを通じて、多くのアニメーション制作会社や教育機関から日々さまざまなニーズをお伺いしてきました。そんな中、『アニメの制作手法やアニメ業界について多くの方に知ってほしい』というスタジオ側のニーズと『アニメ業界志望者をサポートしてほしい』という学校側のニーズを叶えるために、複数のアニメーション制作スタジオさまと一緒に『あにつく』というプラットフォームを2015年に立ち上げました。
②ドラフト会議
連動企画として実施している学生向けWeb就活イベント「アニメータードラフト会議」「ポートフォリオドラフト会議」に関しては年々採用実績を伸ばしています


制作工程
以下の表は、一般的なアニメーション制作の工程を簡略化したものです。アニメーション制作のスタジオによって、工程の数が違ったり、その前後の関係も変わったりしますが、概ね どの作品制作にも共通している部分を記しています。
アニメーション制作のワークフロー

※参照元:Autodesk社「アニメーションの制作工程(ワークフロー)」より許可を得て転載しております
アニメーション制作におけるCGのパイプライン
CGのアニメーション制作では、アセット開発/制作とカット作業の二つに分けられます。アセットとは、制作に必要な各種素材のことです。分かりやすい例として、キャラクターや背景モデルデータがあります。演劇に例えると、役者、小道具や大道具などを揃えるのがアセットの担当です。そしてカット作業の方では、その役者に演技をさせ、小道具や大道具を活かして、実際の映像を作る訳です。

※参照元:Autodesk社「3DCGの出番」より許可を得て転載しております
アニメーション分野で使用されているソフト一覧
それぞれのパートは、また更に、制作の工程に応じた役割分担がありますが、作品規模とスタジオの規模によってこの細分化の仕方が変わります。では、アニメーションの分野ではどんなソフトが使われているか、おすすめを合わせて見ていきましょう。
- ビジョンを詳細なディテールまでモデル化
- 高品質なシーンのレンダリング
- 作業をスピードアップして納期を守る
- 強力なアニメーション、魅力的でリアルなキャラクターを生みだす
- 直感的なキャラクターツールセットを使用して、3D のオブジェクトやシーンを作成
- シミュレーションでリアルなエフェクトを作成
- 複雑なプロジェクトをArnoldでレンダリング
- 爆発、火、砂、雪などの複雑なエフェクトをBifrost for Mayaで作成
- 劇場映画並みの高品質な作品を実現するアーティストに、パワーをもたらす
- アニメーション制作量を増加させ、より高品質に仕上げる
- 反応の良いインタラクティブな環境で複雑なキャラクタ アニメーションを作成、編集、再生
- 映像制作やゲーム開発のアニメーション パイプラインをより効率化
- ブラシべースの3Dスカルプトテクスチャペイントツール
- 3Dデジタルアートワークを思いのままに作成
- 直感的なユーザインタフェースと、驚異的なリアルさの3Dキャラクタ・モデリングを実現
- タスクの実行やアセットの管理をチーム全体でコラボレーション可能
- それぞれの役割に適した機能により、すべての人の業務スピードが改善
- パイプラインに合わせて自由にカスタマイズを行うことも可能
- 3ds Max拡張用として、表現豊かなマテリアル機能
- 高速で美しいライン描画
- 強力なレンダーエレメント・ファイル出力機能
- Maya拡張用として、表現豊かなマテリアル機能
- 高速で美しいライン描画
- 強力なレンダーエレメント・ファイル出力機能
- Pencil+ 4から出力したPLDファイルを使用し、After Effects内で編集可能に
- コンポジット工程でラインの微調整ができることで、より品質の高い絵作りへ
- 表現力を高めるAfter Effects版専用の機能を搭載
- 3Dオブジェクトに手描きのようなラインを描く映像制作向けポストエフェクトプラグイン
- パラメータやカメラアングルを調整しながらプリレンダリング品質のラインをリアルタイムに確認
- シーンの状態に合わせたインタラクティブな制御も自由に可能
- デジタルアニメーションに必要な、画像の輪郭や色を滑らかに変化させる処理(アンチエイリアシング)
- パラメータ設定が容易
- 画像のジャギを軽減し、滑らかで自然なイメージに
- ビジュアルデザインワークの効率化を実現
- 作業開始時から最終出力時まで同一の画像解像度での作業が可能
- デジタルアニメーションの撮影工程向けプラグイン集
- デジタルアニメーションのコンポジットに必須なエフェクトをワンパッケージに収録
- アンチエイリアス処理されていない画像を扱うワークフローに最適化
- 漫画的表現を実現するAdobe After Effectsプラグイン集
- 漫画で使われる様々な効果を、スピーディかつ簡単に再現
- アニメーションやモーショングラフィックス等の制作に最適な表現力と品質
- 業界で最も高速でコストパフォーマンスの高い3Dアニメーション作成ソフト
- 映画、プレビズ、アニメーション、ビデオゲーム、コンテンツ開発、教育、アート向けのプロのアニメーションを簡単に、短時間で作成
- キャラクターアセットを簡単に作成、インポート、カスタマイズ可能
- モデリング時間を節約し、高品質の3Dキャラクターを簡単に作成
- ベースとなるプリセットを無料で内蔵
- 高速でプロな2Dキャラクターアニメーションを作成
- 画像からアニメーションキャラクターに変換
- 顔の表情でキャラクターを制御
- オーディオからリップシンクアニメーションを生成
- 次世代3Dコンテンツ制作に向け、モデリングからレンダリングまでを網羅する3DCG総合ソリューション
- 新しく搭載されたプリセット搭載の使いやすい手続き型パーティクルエンジンを低価格で提供
- 3Dデジタルスカルプト (彫刻)・ペイントを行うツール
- 感覚的に3Dモデリングを行うことが可能
- 3Dプリントやスキャンデータを活用する場合など、高解像の3Dモデルで作業する場合にも最適
- 高品質な服飾作成ツール
- 型紙パターンを配置してシミュレーション
- 自在な縫い合わせツール
- 自動試着