東京ゲームショウ2026 出展レポート

東京ゲームショウ2026に出展。AI活用から色管理まで。
ゲーム制作環境の「品質・効率・経費」の見直しをご提案

2026年9月17日(木)から20日(日)まで、幕張メッセにて東京ゲームショウ2026が開催され、Tooはビジネスデイの17日(木)・18日(金)の2日間に出展しました。本ブログでは、会場の様子とともに、Tooブースでご紹介したソリューションの一部をご紹介します。

今年で30周年を迎えた東京ゲームショウ。国内外から多くのゲーム関係者やクリエイターが集結。ゲーム開発技術や最新タイトル、関連サービスが一堂に会し、会場は大きな熱気に包まれました。

東京ゲームショウ2026 会場外の様子

5回目の出展となる今年のTooブースのテーマは、ゲーム制作環境の「品質・効率・経費」を見直そう。近年のゲーム開発では、高品質なコンテンツ制作への要求が高まる一方で、開発規模の拡大や制作期間の長期化、人材不足などの課題も深刻化しています。そこでTooでは、制作環境を見直すことで、品質向上と業務効率化、コスト最適化を実現するためのソリューションをご紹介しました。

東京ゲームショウ2026 Tooブース EIZOコーナーの様子

ゲーム開発に欠かせない“色”の管理。EIZO ColorEdge

今回の展示の中でも特に多くの来場者の関心を集めたのが、EIZOのカラーマネジメントモニター「ColorEdge」シリーズです。

東京ゲームショウ2026 Tooブース EIZOコーナーの様子

近年のゲーム開発では、HDR対応のデバイスやマルチプラットフォーム展開が一般化し、色管理の重要性がますます高まっています。開発環境ごとに色味が異なると、意図した表現が再現できず、修正工数の増加にもつながります。

Tooブースでは、HDRに対応したColorEdgeシリーズを中心に、カラーマネジメントの重要性をご紹介しました。ColorEdgeは高い色再現性に加え、キャリブレーションセンサーを内蔵したモデルもラインアップしており、長期間にわたって安定した色基準を維持できます。会場では、「これからHDRコンテンツ制作を検討している」「HDR制作環境をどのような基準で構築すればよいかわからない」といったご相談や、「キャリブレーションしているものの、なかなか色が合わなかったので、自動化できる点は効率的でありがたい」といった声も伺いました。

東京ゲームショウ2026 Tooブース EIZO SDR表示とHDR表示の実機による比較
左のモニター:SDR表示/右のモニター:HDR表示

さらに、ColorNavigator Networkを活用することで、管理者はWebブラウザから複数台のColorEdgeを一元管理できます。離れた拠点間やリモートワーク環境でも、モニターの色モードやキャリブレーション状況を統一できるため、制作メンバー全員が同じ色基準で作業できる環境を構築できます。当日も「社内で使っているモニターがバラバラで色が合わない」「モニター同士の色を合わせたい」という声を多く伺い、個人のモニターだけでなく、制作環境全体で色の基準を揃えたいというニーズがあるように感じました。

そして、多くの来場者の関心を集めたのが、「デバイスエミュレーション機能」です。スマートフォンや携帯ゲーム機など、表示するデバイスによって色味が変わることは、ゲーム開発現場における課題のひとつです。実際に、「実機で確認すると想定と異なり、調整が発生することがある」といった声も聞かれました。この機能では、各デバイスの色特性を計測してColorEdge上で再現し、実機へ出力する前に色味の違いを確認できます。手戻り削減につながる点に、多くの来場者が関心を寄せていました。

そのほか、ゲーム内コンテンツだけでなく、イベントノベルティや販促物などの印刷物制作にも対応できるAdobe RGB対応モデルをご紹介しました。

EIZO ColorEdge 製品ページ
EIZO ColorEdge 製品ページ

AIで3DCG制作の工数を削減。Autodesk Flow Studio

東京ゲームショウ2026 Tooブース Autodesk Flow Studioのデモを見る様子

今年初めて展示したのが、Autodesk Flow Studioです。

Flow Studio は、実写映像から人物の動きを解析しモーションを生成することや、画像やプロンプトから3Dモデル生成などが可能な 、AI を搭載したクラウドベースの 3D ツールセットです。従来はモーションキャプチャ機材や専門的な知識が必要だった工程を簡略化し、誰でも手軽に3DCG制作の準備を行えることが特長です。来場された方からは、NPCのモーション制作やプロトタイプ開発時の仮モーション、プリビズ制作など、ゲーム開発におけるさまざまなシーンでの活用が期待されました。

Autodesk Flow Studio 元動画と生成されたアニメーションの比較画像
元動画と実際に生成された3Dアニメーション

また、あわせてAutodesk Flow Production Trackingもご紹介しました。スケジュールや予算、スタッフの割り当て、制作データの進捗管理、レビューまでを一元管理できるため、制作規模が拡大するゲーム開発現場において、プロジェクト管理の効率化を支援します。

Autodesk Flow Studio 製品ページ
Autodesk Flow Studio 製品ページ

増え続けるゲーム開発データの保存課題を解決するWasabi

東京ゲームショウ2026 Tooブース Wasabiコーナーでの様子

年々高品質なゲームが求められる中、ゲーム開発におけるデータ容量の増大は年々大きな課題となっています。リリース後のデータ保管やアーカイブ管理も重要なテーマです。

Tooブースでは、完全定額制クラウドストレージ「Wasabi」をご紹介しました。Wasabiは、 APIアクセスやダウンロードによる追加課金が発生せず、容量×利用年数での算出によるシンプルな価格体系が特長で、長期的な予算計画を立てやすいクラウドストレージです。

また、高機能 NASのQNAPと組み合わせることで、制作中のデータはローカル環境で運用しながら、完成データや過去プロジェクトはクラウドへ保管する運用例もご紹介しました。NASの故障や災害などによるデータ消失リスクを軽減できるほか、ランサムウェア対策にも活用でき、長期化するゲーム開発において、コストと運用負荷を抑えたデータ管理を実現できます。

wasabi製品ページ
wasabi製品ページ

アイデア創出から整理までを支援するMiro AI

東京ゲームショウ2026 Tooブース Miroコーナーでの様子

ゲーム開発では、企画立案や仕様検討の段階で膨大なアイデアや情報を整理する必要があります。

AI搭載のコラボレーションプラットフォーム「Miro」は、自然言語でプロンプトを入力するだけで、ブレインストーミング用の付箋生成やマインドマップ作成、プロトタイプの生成、次のアクション提案などを行うことが可能です。Miro上ではAIに入力したプロンプトや生成されたアイデアもチーム全体で共有できます。個人ごとにAIを利用するだけでなく、企画の方向性や発想の過程を可視化しながら議論できるため、チームでの合意形成やアイデアのブラッシュアップにも役立ちます。

東京ゲームショウ2026 Tooブース Miro 実機デモ画面
業務フローにAIへのプロンプトを組み込んだ上で適宜生成し、出力過程から結果までチームで確認・共有できます

来場された方からは、「AIへのプロンプトをワークフローに組み込めるのは便利!」「属人化の解消に繋げることができそう」「出力された結果だけでなく過程も可視化できるのがとても良い」などといったお声をいただきました。

Miro製品ページ
Miro製品ページ

Adobe Fireflyとアドビライセンス最適化のご相談

東京ゲームショウ2026 Tooブース Adobeコーナーでの様子

そのほか、商用利用を前提に開発された生成AI「Adobe Firefly」や、アドビ製品のライセンス最適化に関するご相談も実施しました。

Adobe Fireflyは、安全に商用利用できるアドビの生成AI であり、ゲーム開発における素材制作や検討資料の作成などに活用できます。また、Tooはアドビのプラチナリセラーとして、ライセンス契約の見直しや運用支援、活用トレーニングなどについてもご相談を承りました。

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Adobe Firefly製品ページ

ゲーム制作を支える環境づくりをこれからも

いかがでしたでしょうか。

東京ゲームショウ2026では、「品質」「効率」「経費」という3つの視点から、ゲーム制作環境を見直すためのさまざまなソリューションをご紹介しました。特にColorEdgeへの関心の高さからは、ゲーム開発において制作環境そのものが重要な競争力になっていることを改めて実感しました。

Tooはこれからも、クリエイターの皆さまがより良い制作環境で創作活動に集中できるよう、製品導入から運用、活用支援まで幅広くサポートしてまいります。ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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